9月26日(月)~10月2日(日)の7日間、アクロス福岡(福岡市中央区)で行われた「嘉麻ウィーク」に福岡大学工学部建築学科がワークショップを開催しました。
第8回は、ワークショップ2日目の様子をお届けします。
ワークショップ2日目は、ものづくりチームによる木工体験を対象年齢別に4コースに分けて行いました。
組み木で作る神経衰弱のコースでは、組み木に施された可愛らしいイラストに子どもたちは興味津々で、楽しんで遊んでいる様子でした。家の間取りを作るコースでは、木で作られた格子状のボードに、木のピースを差し込んでいく作業を通して、それぞれが思い描く家を実現させるために試行錯誤を繰り返していました。たくさん悩んで出来上がった作品を手に、子どもたちは満面の笑顔でした。

組み木で神経衰弱

間取りを考えて家づくり
鍋敷きを作るコースでは、神経衰弱と間取り作りに比べると少し難易度が上がり、図面を読んだり材料を接合したりする必要があるものの、より身近に建築を感じることができる内容となっていました。学生たちは、見慣れない図面に戸惑う子どもたちをサポートしながら、鍋敷きと共に楽しい思い出を持ち帰ってもらうために、目の前の子どもたちにできることを一生懸命模索しているようでした。木のパズルで遊ぶコースでは、パズルを用いて建築について、また木材の大切さに気付いてもらえるよう、学生たちも工夫を凝らしました。木材があってこそ楽しめる遊びを通して、子どもたちも木材ならではの温かさや優しさを感じているようでした。

好きなスタンプを押して自分だけの鍋敷きに

木のパズルで建築について学ぶ

会場の様子

ものづくりチームの皆さん
会場は終日、小さな子どもたちとその笑顔で溢れていました。子どもたちを相手に物事を伝える難しさを感じながら、時に子どもたちから元気をもらい、2日間の工程を無事に終えました。
いよいよ次回、最終回になります!
最終回は、リーダーの皆さんの「嘉麻ウィーク」の感想をお知らせします。