研究推進チーム

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研究推進チームでは、「研究成果の見える化」と「研究支援の強化」により研究推進を加速します。研究成果の見える化については、個別の情報発信だけでなく、カーボンニュートラル研究者情報や研究成果をカーボンニュートラル拠点で集約し、拠点ホームページや拠点パンフレットで発信していきます。学術論文誌への掲載や大型資金獲得の際には、積極的にプレスリリースなどを実施します。
研究支援の強化では、重点研究を推進するとともに新たな研究テーマを発掘・支援し、オンリーワンの革新的な技術構築とカーボンニュートラル研究における総合力向上をめざします。

研究推進チーム長 久保田純
研究推進チーム長
久保田純
(工学部 教授)
研究推進チーム長 山辺純一郎
研究推進チーム長
山辺純一郎
(工学部 教授)

福岡大学内のカーボンニュートラルに資する研究支援と重点研究テーマの推進

福岡大学では、①再生可能エネルギー利用、②グリーン燃料、③資源リサイクル、④グリーン産業政策、⑤グリーンICT、⑥スマートシティに関する研究を支援します。学内公募などにより新たな研究テーマの発掘・支援に加え、全学部が1キャンパスにあることを活かし、文理融合や学生ベンチャーに関する研究を支援することにより、技術の社会実装に向けたプロジェクトを創生します。

福岡大学内のカーボンニュートラルに資する研究支援

重点研究テーマの推進

個別の分野に偏らず、カーボンニュートラル研究の全方位における研究を推進します。現在のところ、6つの研究テーマを掲げています。

カーボンニュートラルに資する研究支援 重点研究テーマ
再生可能エネルギー利用 水素適合性材料と評価法
グリーン燃料 アンモニア電解合成
資源リサイクル 福岡方式によるメタン削減量の推計方法、革新的リサイクル技術、CO₂吸収型コンクリートの開発
グリーン産業政策 ESG経営、効率性分析
グリーンICT ローカル5G活用
スマートシティ 高効率パワー半導体、アダプティブ電源

重点研究テーマの社会実装のため産学共同研究の推進

研究推進チームでは以下の3つの重点研究テーマの社会実装を目指し、産学共同研究を推進しています。

1.
水素適合性材料と評価法
水素適合性材料と評価法

カーボンニュートラル実現には水素社会が成功のカギといわれています。しかし、水素機器に用いる水素適合材料の合理的評価方法がなく、使用可能な材料が制限されています。これが水素社会実現のボトルネックとなっています。ここでは、試験体内に水素チャージ液を循環させることによって、高圧水素環境中の材料特性と相関のある実験データを誰もが安価で簡便に取得することが可能な疲労試験機の開発を目指します。

目標

使用可能材料の加速的な拡大に向けた研究開発

予定

新水素適合性材料と先進水素疲労試験機に関する特許を出願済で、実用化に向けた産学共同研究を開始

2.
アンモニア電解合成
アンモニア電解合成

アンモニアは化学肥料として大量に使用され、人類の食料を支えています。アンモニアは燃焼してもCO₂を発生しないので、燃料としての利用が期待されています。独自の電気化学装置を開発して、水と窒素から、アンモニア直接合成法の開発を行っており、NEDO、JST-CRESTなどからグラント獲得し、将来的に社会実装を目指します。

目標

再エネ電力からの効率的なアンモニア・メタンの製造法の研究開発

予定

アンモニア製造は、2022年度NEDO先導研究プログラムに、北海道大学、東京大学、デノラ・ペルメレック(株)、(株)IHIと共同で応募し採択決定。NEDO受託研究を開始予定。

3.
低炭素コンクリート
低炭素コンクリート

セメントは1tあたり約800kgのCO2を排出すると言われています。しかし、セメント使用量を減らすとコンクリートの強度や耐久性が著しく低下するため、構造体としての利用が難しいとされています。その課題に対して、セメント使用量を大幅に削減しつつも強度や耐久性を満足し、さらに大気中のCO2を吸着する低炭素型コンクリートの開発などもチームの一つの課題です。CO2削減・吸着量が増加し構造物に適用できる高耐久コンクリートの開発を目指します。

目標

CO2削減・吸着量が増加し構造物に適用できる高耐久コンクリートを開発

予定

九州電力(株)、東洋建設(株)、九州高圧コンクリート工業(株)と、低炭素コンクリートの開発に向けた共同研究を開始

新たな研究テーマの発掘・支援

技術の社会実装に向けたプロジェクトの創生

  • 新たな研究テーマを学内公募により発掘研究費を配分して研究支援

  • 全学部が1キャンパスにあることを活かし文理融合や学生ベンチャーに関する研究を支援

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