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20231220
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福岡大学の学生が国際エネルギー機関(IEA)での研修に初めて参加しました

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福岡大学カーボンニュートラル(以下、CN)推進拠点における人材育成チームが掲げる「国内外CNトップ機関へのインターン派遣」事業の一環として、工学部機械工学科4年次生の新垣美奈さん、山田海空さん、人文学部英語学科3年次生の橋本さららさんがフランスのパリにある国際エネルギー機関*1(以下、IEA)での研修に初めて参加しました。研修では、IEAに所属する各国*2のトップアナリスト*3と本学の学生が協議を行いました。なお、IEAでの活動内容については、9月30日(土)に開催した「第2回福岡大学CN推進拠点シンポジウム」で発表しました。これらを踏まえ、日刊工業新聞社のインタビュー取材も受けました〔12/4(月)付で掲載済〕。

*1際エネルギー機関(IEA)とは、パリに拠点を置く、OECDのエネルギー部門が独立した組織で1973年に創立。2008年頃から地球温暖化対策方面に力を入れ、革新的二酸化炭素削減シナリオを継続的に発信。
*2カナダ、イタリア、フィンランド、南アフリカ、トルコ、韓国、日本
*3経済面や再生可能エネルギーの研究者や電力市場の研究者、太陽光発電を作るために必要なレアメタルの鉱山の数を調査している研究者等

研修や今後の展望等について新垣さん、山田さん、橋本さんに話を聞きました。


  • 新垣美奈さん(工学部機械工学科4年次生)

研修・協議等を行っていく中で、IEAの方の環境改善における覚悟を感じました。持続可能で平和な世界への思いに触れることで、世界を良い方向に変えていく行動とは何かを今後も考えていきたいと思います。

新聞取材を受けてみて、記者の方の話の広げ方や雰囲気づくりの手腕にも驚きました。一緒に活動した仲間の話を横で聞き、自らの意見も口に出して伝えることで、知見を深めつつ多くの場で伝えていきたいと感じました。これからの活動への気持ちを高めることができたと感じています。

  • 山田海空さん(工学部機械工学科4年次生)

IEAの方の中には元銀行員の方もいらっしゃり、いろいろなお話を聞くことができました。銀行と環境問題は無関係に思っていましたが、「再エネ活動を拡大するためには個人投資が欠かせないこと」など、初めて知ることも多くありました。どこに投資をするべきか等のアドバイスを踏まえ、さまざまな分野に視野を広げていきたいです。

フランスの国際機関へ行くというとても貴重な体験をすることができたので、この経験を多くの人に広めることで誰かの目に止まり、日本からIEAへの派遣やインターンシップが今後もっと増えると嬉しいです。

  • 橋本さららさん(人文学部英語学科3年次生)

技術を生かす前に、社会において求められていること(例:生活様式や移民問題等)があり、自分にも貢献できる分野があることを学べて良かったです。IEAで出会ったアナリストの方々は専門知識だけでなく、社会そのものに関する理解力に長けていると感じました。彼らが抱く緊張感や責任感を一緒に背負うことができるようになりたいと思いました。これからもさまざまな知見を増やしていければと思います。

IEAでの研修中の様子

橋本さん、新垣さん、山田さん、蛇嶋助手


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