5月11日(日)、九州六大学野球春季リーグ戦で西南学院大学と戦う伝統の一戦「福西戦(応援合戦)」が春日公園野球場(春日市)で行われました。

永田潔文学長が始球式に打者として登場

オリジナルグッズを使って応援
試合は、2回表に8番簑原英明選手(スポーツ科学部4年次生)のタイムリーヒットで1点を先制。その後も打線が繋がり、5回まで6点をリードします。先発を任された朝吹拓海投手(スポーツ科学部3年次生)は7回に2点を失うものの、相手打線を3安打に抑え完投。打線も8回に3点を追加し、9-2で勝利しました。

先制タイムリーヒットを放つ簑原選手

力投を見せる朝吹投手

攻守にチームを牽引する幸主将

得点が入り盛り上がるベンチ
伝統の一戦は試合だけでなく、会場での応援合戦が大きな魅力です。応援には約400人に及ぶ大応援団を組織し、試合会場に向かう前には本学で入念に応援練習を行い、バス10台で球場に向かいました。

応援に向かう学生たちの士気を高める築山泰典学生部長

応援練習でひとつになる
西南学院大学側にも多くの応援者が詰めかける中、肌寒い天気にも関わらず球場は試合前から熱気に満ちていました。
現地集合した卒業生や保護者の方々とも合流し、スタンドではオリジナルのTシャツとタオルを身に着け声援を送りました。
応援団員の腹の底から出る太い掛け声、チアリーダーのスタンドの雰囲気に勢いをつけるパフォーマンス、ブラスバンド部門の試合展開に合わせた妙技の演奏、スタンドに轟く和太鼓部(鼓舞猿)の太鼓の音。一投一打に懸命な選手に、大応援団はスティックバルーンを叩いて鼓舞しました。

全身全霊で応援する応援団

ブラスバンドの演奏で選手と観客をひとつに

寒さに負けず元気溢れるパフォーマンスのチアリーダー

時折の小雨にも負けずバチを振る鼓舞猿
今リーグ、本学は初戦から2戦2勝したものの本来の力を発揮することができず、伝統の一戦を迎える前に既にリーグ優勝は消滅していました。しかしながら、熱の入った大勢の応援に、選手は素晴らしいプレーを幾つも見せ、全勝優勝目前の西南学院大学に快勝しました。
「優勝が決まっている状況での今日の試合では、後輩たちに何か繋がるようにと4年次生全員が思いを胸に臨みました。最後に意地は見せられたと思います」と主将の幸修也選手(スポーツ科学部4年次生)は振り返ります。
プライドをかけた、意地と意地とのぶつかり合い。伝統の一戦は特別な一戦として、新たな1ページを刻んだ試合となりました。多くの方々からのご声援、ありがとうございました。
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