兒玉芽生選手の「東京2020大会」出場内定を受けて、福岡大学では記者会見が行われました。会場には内定の連絡が入る前から報道関係者が集まっていました。19時20分頃、スーツ姿の兒玉選手が会場に入ると、居合わせた記者や関係者から万雷の拍手が起こりました。
在福の新聞社やテレビ局に加え、兒玉選手の地元・大分県からも記者が駆け付け、計12社による記者会見となりました。
記者会見で兒玉選手は、「地元の大分や福岡大学でこれまでご指導いただいた多くの方の支えがあって、出場できるオリンピックだと思っています。本番までの限られた時間の中で最大限の準備を行い、支えてくださった方に自分の“走り”で恩返しできるようにしたいです。そして、オリンピックの舞台を自分の成長にもつなげたいと思います」と意気込みを語りました。
同席した片峯隆陸上競技部部長兼総監督(スポーツ科学部教授)は、「教え子が自国開催の東京大会に出場することになり、この上ない喜びを感じています。これからは彼女が、日本女子短距離界を牽引していく使命があります」と話します。
兒玉さんを一番近くで指導してきた信岡沙希重短距離ブロック監督(スポーツ科学部准教授)は、「教え子が世界的な舞台に立つと決まり、自分のこと以上に嬉しいです。彼女には、オリンピックをゴールと思わず、これをスタートと捉え、これからの成長につなげてほしい」とエールを送りました。
兒玉選手が出場する女子4×100mリレーは8月5日(木)10時から予選、翌6日(金)22時30分から決勝が行われます。

会見の様子

意気込みを語る兒玉選手

片峯部長兼総監督

信岡短距離ブロック監督

力強くガッツポーズ

自らの記事が載った新聞を手に