『福岡大学学園通信』第73号(令和4年4月発行)では、「福岡大学の研究 ~FUKUDAI LAB~」と題し、福岡大学で行われる研究にスポットライトを当て、9人の研究者に話を聞きました。
理学部物理科学科の大前宣昭准教授の研究を紹介します。
光格子時計について研究を続けています。この分野の研究は、東京大学の香取秀俊教授が始められたもので、ノーベル物理学賞の受賞が期待されている今ホットな研究分野です。
ここで言う時計とは、原子が放出する光の振動数を計測して「何回振動したら1秒である」ということを示す装置です。光格子時計の振動数は、現在世界共通で使われているセシウム原子時計よりも細かく、1秒をより高い精度で表すことができます。
現在の光格子時計は、装置自体が大きく実用化しにくいのが難点です。性能を落とさずいかに小型化するか、精度の高い時刻情報をどのように世界で共有するかなど、課題は山積しています。
詳しい記事はこちら(14ページ)をぜひご覧ください。
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