今年度、福岡大学では、「パラスポーツの普及・振興」を目的に、福岡大学スポーツ・健康まちづくりコンソーシアム(略称:FU スポまちコンソーシアム)の参画団体と協力して、スポーツを通じた共生社会を目指し、パラスポーツイベントを企画し取り組んできました。
12月21日(土)、今年度最後となるパラスポーツイベントを九州電力キューデンヴォルテクス(JAPAN RUGBY LEAGUE ONE)の試合会場となるベスト電器スタジアム(福岡市博多区)で開催しました。当日はリオデジャネイロパラリンピック車いすラグビーで銅メダルを獲得した官野一彦選手による講演、ボッチャや車いすラグビーの体験イベントを行い、約170人に参加していただきました。
講演会では車いすラグビーとの出会いやパラリンピックの様子、今後の目標などを語り、車いすラグビー体験会ではチーム対抗リレーやタックルなどを行いました。初めて競技用車いすに乗る方がほとんどでしたが、笑顔溢れる楽しげな雰囲気に包まれ、参加者がパラスポーツの魅力を体験する機会となりました。

官野選手による講演

車いすでタックル


福岡SUNSの選手とボッチャを楽しむ参加者たち
パラスポーツ体験イベントの運営では、九州電力キューデンヴォルテクスの選手、福岡を拠点とするアメリカンフットボールチーム福岡SUNSの選手に加え、本学ラグビー部の学生も協力しました。
参加者からは、「ボッチャを体験したが、老若男女が楽しめる競技で面白かった」「講演会で話された夢を目標にという言葉が印象的で心に残った」「キューデンヴォルテクスの試合を観戦予定で、同日にパラスポーツ体験イベントが開催されたため参加することができた」などの声が寄せられました。
※本事業はスポーツ庁及びUNIVAS委託事業である「令和6年度 感動する大学スポーツ総合支援事業(大学スポーツ資源を活用した地域振興モデル創出支援事業)」によるものです。