福岡大学では、「パラスポーツの普及・振興」を目的に、福岡大学スポーツ・健康まちづくりコンソーシアム(FUスポまち)の参画団体と協力して、スポーツを通じた共生社会を目指し、パラスポーツイベントを企画しています。
その第三弾として、12月1日(日)に本学総合体育館で、パリパラリンピック柔道金メダルの瀬戸勇次郎選手と聞き手にソウルオリンピック金メダルの礎眞一選手を招いてトークショーを開催しました。
トークショーでは、瀬戸選手が柔道を始めたきっかけやパラスポーツの魅力、パリパラリンピックで金メダルを獲得した心境などを語りました。また、本学柔道部(男子)の部員とパラ柔道の形式で試合が行われ、瀬戸選手が背負い投げを決めると参加者から多くの歓声と拍手が送られました。

瀬戸選手

礎選手

本学柔道部の選手と試合

背負い投げを決める瀬戸選手
瀬戸選手は「パラスポーツを皆さんに実際に見てもらえる機会は少なく、知名度が低いパラスポーツですが、この様なイベントを通して一人でも多くの方にパラスポーツの魅力を知ってもらいたいです」と話しました。
また、パラ柔道を体験した橋本龍治選手(スポーツ科学部3年次生)は、「パラ柔道は組んだ状態から試合が始まるため、自分が経験した柔道とは全く違い、相手との駆け引きがとても難しかったです。あらためて、パラスポーツ選手の技術の高さを実感しました」と話しました。
トークショーの他にも、ブラインドサッカーやデフサッカーなどさまざまなパラスポーツ体験会が開催されました。
ブラインドサッカーには、視覚障がいがあるサッカー選手と地域の少年サッカーチームなどが参加し、ブラインドサッカーチームのラッキーストライカーズ福岡の選手と本学サッカー部員のサポートのもとブラインドサッカーを体験しました。アイマスクを着けた状態でのシュートでは、ゴールが決まると歓声が上がり、参加者と選手が一緒に楽しみました。
また、デフサッカーでは聴覚障がいのデフサッカーチームケルベロスFCのサポートのもと子どもたちは夢中になって楽しんでいました。


別会場では、福岡ソフトバンクホークスと本学ソフトボール部によるティーバッティング形式での車いすソフトボール体験、福岡アンクラスとのボッチャ体験、フライングディスク体験も行われ、参加者は、パラスポーツの面白さを発見したり、大学生とのコミュニケーションを楽しみました。


当日は、本学サッカー部員約30人、ソフトボール部員約30人、スポーツ科学部の学生4人が大会運営を多方面で支援しました。