大濠高校硬式野球部は10月18日(日)、第147回九州地区高校野球福岡県大会の決勝戦に挑み、九州国際大学付属高校を下して見事優勝を飾りました。
白熱した一戦の様子をお伝えします。
大濠高校 4-3 九州国際大学付属高校
大濠高校の先発は1年生の馬場投手。今大会で初めての先発でした。ストレートの球速は130キロ前半でありながら、コースを上手く使い分ける投球スタイルを披露し、九国打線に的を絞らせません。一方の打撃陣は足を絡めた攻撃を展開します。バントやエンドランでランナーを着実に進め、チャンスの場面でタイムリーを放つなど、5回までに4得点を積み重ねました。
試合後半は、大濠高校にとって苦しい場面が続きました。四球で出したランナーをタイムリーで返されるなど、8回裏終了時点で4-3の一点差まで詰め寄られます。試合が決まる9回裏、すでに投球数が120球近くに達していた先発の馬場投手でしたが、八木 啓伸監督は続投を選択。最後はランナーを2人背負いながら、相手の3番打者を三振に封じ、福岡県大会を制しました。
今大会の結果で、大濠高校硬式野球部は10月31日(土)から長崎市で開催される九州大会への出場を決めました。三浦銀二投手(現:法政大学)を擁してベスト8入りした2017年以来のセンバツ大会出場に向け、さらなる活躍が期待されます。
9回3失点で完投した馬場投手
打線は計12安打を放った

得点に沸くベンチ
優勝が決まり、マウンドに駆け寄る大濠ナイン
県大会優勝旗を受け取る

県大会優勝を飾り、笑顔の選手達
- 監督インタビュー:八木 啓伸 監督
今日の試合は、前半に点を取って投手を楽にしてあげようと、最初から積極的に攻めていくことを話していました。生徒がその通りにやってくれたのが勝利のポイントだと思います。
今年のチームは、守りからリズムを作り、粘り勝つスタイルで勝ち進んできました。今大会を通じて、苦しい時にゲッツーをきちんと取るなど、守備から流れをつくれたことは大きかったと思います。
九州大会までに、県大会で成長できたことはさらに伸ばし、課題点は改善し、上を目指していきたいと思います。
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<関連リンク>
朝日新聞デジタル:福岡大大濠8季ぶり2回目の優勝 九州高校野球福岡大会(10/19)
毎日新聞:九州地区高校野球福岡大会 福大大濠が優勝 九国大付を1点差振り切る