福岡経済専門学校は昭和21(1946)年、九州経済専門学校の名称を変更しスタートした。
校名変更は教職員・生徒たちの強い希望のもとに実現した。
敗戦後の混乱の中で、武道場を合併教室に、弓道場を生徒の寄宿舎に転用し学園を維持した。
また当時教職員・生徒の最大の問題はいかに空腹を満たすかであったが、食糧増産のために学校農園をつくり農事を教職員ともども行った。
さらに生徒たちが自発的にカンパを募り、先生方に十分栄養を補給してもらい欠講のないようにと学校長に金2,716円50銭を持参している。
腹だけでなく学問にも飢えていたのである。そして大学昇格実現のために全教職員が一丸となって歩き始めたのも、この時期であった。
(解説は福岡大学50年史による。)