九州経済専門学校は戦時非常措置に基づく学校統合により昭和19(1944)年4月、福岡高商と九州専門学校(戸畑市、法政科・高等商業科)が合併して発足。
初代校長は花田大五郎。昭和19年1月、「緊急学徒勤労動員方策要綱」で学徒の通年勤労動員が始まり、5月に3年生全員が小倉造兵廠に、1・2年生は三菱長崎造船所等に出動。
また報国団をつくり学校の警備や開墾に従事した。そういう中、花田校長は、非常時にかかわらず一部生徒を交代させ、授業を実施した。
昭和20(1945)年6月19日の福岡大空襲の際、本校図書館に焼夷弾が直撃し全焼。第二次大戦の本校戦死者は141人。
(解説は福岡大学50年史による。)