福岡高等商業学校は昭和9(1934)年4月26日、文部省の認可を受け創立。
初代校長は古川邦彦。修業年限は3年。同年5月21日、初の入学式が福岡市因幡町(現中央区天神)の県教育会館で挙行された。
初年は、雁林町(同・天神)の九州電気工学校と英数学館の仮校舎で授業が行われ、七隈の新校舎に移ったのは、翌10年4月10日。
この時の校舎は本館(南校舎)だけであったが、北校舎・図書館・武道場・講堂などが建設され、次第に学舎の容を整えた。
また通勤通学は徒歩・自転車そしてバスであった。
しかし戦争の影響で登場した木炭車のバスは力がなく「バスとかけくらべしてバスよりはやい生徒が何人もいた」という。
(解説は福岡大学50年史による。)