福岡大学では、教育・研究・医療の各活動に加え、地域社会と連携した取り組みを多数展開しています。
この度、株式会社植松電機と連携し、同社代表取締役の植松努氏による講演会とロケット教室を4月23日(土)に本学七隈キャンパスで開催しました。
植松氏は、人の可能性を奪う「どうせ無理」という言葉を無くしたいと、北海道赤平市の工場でロケットの実用化に向け挑戦し続けるとともに、企業や学校での講演やロケット教室を通じて夢をあきらめないことの大切さを伝えています。
当日の講演会では、冒頭に過去に植松氏のスピーチから感銘を受けたという朔啓二郎学長の挨拶があり、続いて植松氏による講演がありました。植松氏には、「思うは招く」をテーマに、人と違うことの尊さや多くの夢を人に話し、仲間を増やすことの大切さについてお話しいただきました。講演会後のアンケートからは、参加者から感動の声が多数寄せられました。
植松氏の講演
朔学長の挨拶
午後から行われたロケット教室では、植松電機が新たに開発したロケットキット「α-7(アルファセブン)」の製作・打ち上げ体験を行いました。プラスチック製のロケットキットは、小さな子どもでも1時間程度で製作できる仕様となっていますが、本物のロケットと同じ原理で飛びます。発射台から飛び立ったロケットは、時速200kmの速さで上昇し、空中でパラシュートが開いた後、ゆっくりと地上に戻ってきます。
当日は雨の影響も心配されましたが、参加者全員が無事にロケットキットの打ち上げを体験し、曇天をも吹き飛ばすような参加者の笑顔が印象的でした。
キット製作体験
打ち上げ体験
イベントには、10歳未満の子どもから70代の大人まで、総勢300人以上の方にお申込みいただき、講演会、ロケット教室ともに大盛況のうちに終了しました。
また、参加者の案内や誘導、進行等には多くの学生スタッフが携わり、イベント運営を通して多くの学びを得た様子でした。
本学は、これからも総合大学の強みを生かし、地域の方々に喜んでいただける取り組みを実施していきます。
なお、福岡大学の学生「宇宙探査サークル FURock」もハイブリッドロケットの打ち上げに挑戦しています。詳細は、関連リンクをご参照ください。

ロケット教室集合写真
学生スタッフ
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