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2021616
国際交流

【ウオッシュバン大学の研修から②】研修に参加したことで興味の幅が広がった

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福岡大学の協定校ウオッシュバン学(アメリカ)の研修(2020年2~3月)に参加した学生を紹介しています。

今回は、人文学部日本語日本文学科3年次生の上野朋佳さんです。「固定概念を持つのではなく、実際にコミュニケーションを取って相手の価値観を理解し、そこで得た新しい価値観を自分の考え方に反映させて初めて国際交流ができたと言える」と上野さんは話します。


−ウオッシュバン大学研修に参加した理由・きっかけは何ですか

海外の文化に興味があり、大学入学時から海外研修に参加しようと決めていました。海外研修(英語圏)の中で現地の大学生が実際に暮らしている寮で生活することができるのはウオッシュバン大学での研修だったので、魅力を感じ、参加しました。

−研修先での学び・楽しかったことは何ですか

積極性の重要さを実感しました。最初は自分の英語力に自信が持てず、現地の方と交流することに消極的でした。しかし、学校やお店で自分の考えを伝えている時、相手も私が何を言いたいのか一生懸命くみ取ろうとしてくれて、私が知らない単語は身振り手振りで教えてくれたり、簡単な言葉で伝えようとしてくれました。その姿を見て、私はもっと会話を楽しまないといけない、たくさん交流して自分の言いたいことを伝えたいと思うようになり、積極的に話すことを心掛けました。休日にチョコレートショップやアートギャラリー、ダラス旅行に行きましたが、アメリカに行ったばかりの頃より言いたいことが伝えられて、相手が何を言っているのか分かるようになりました。リスニング力というよりは相手の表情や手振りからこんなことを言っているのではないか、と予測する力も付いたのだと思います。

チョコレートショップ

カンザスシティ

海外生活・海外へ行くことの魅力とは

海外生活の魅力は「生きた英語を学ぶことができること」です。研修中に使われていた実用英語は、日本で今まで学習してきた英語とは大きく異なりました。それはスラングや省略が多用され、自分が思っていた発音とネイティブスピーカーの発音が違うことが多々あったからです。LとRの発音はやはり難しく、先生や友人と互いに言い合って何度も練習しました。1番衝撃を受けたのは「20」の発音です。日本で習った時はtwenty のt(2番目)の部分を発音していましたが、研修先の先生から「t」はほぼ発音しないと聞いてびっくりしました。そういった「生で使われている英語」を学べることが海外生活の魅力だと思います。

−国際交流を通して感じた自分の変化は何ですか

研修に参加したことで興味の幅が広がりました。アメリカだけでなく他の国の文化ももっと知りたいと思うようになりましたし、今までは見る機会が少なかった洋画も自ら選んで見るようになりました。また、留学前よりも積極的に物事に取り組むようになり、アルバイト先で外国人のお客さまの対応を積極的に行うようになりました。日本語で話されることもありますが、できる限り難しい敬語は使わず、分かりやすい日本語で接客するように心掛けています。これもウオッシュバン大学研修で、私に分かりやすい英語で接してもらった経験から得た気付きだと思います。

−コロナ禍において今だからできること

コロナウイルスの影響で留学・研修に行けなくなってしまいましたが、日本のニュースで海外が今どのような状況にあるのか等、見る機会は増えたのではないでしょうか。気になったニュースは英語で見てみると、海外の今の状況を知ると同時にリスニングの練習にもなります。家にいる時間が増えた今こそ、英語力の向上に時間を費やせる良い機会だと思います。


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