福岡大学の協定校グリフィス大学(オーストラリア)の研修に参加した学生紹介の第3弾です。
今回は、「留学は高校生の時からの目標だったので、本学の留学・研修プログラムの情報は常に集めていました。その分、研修に参加できると決まった時はとてもうれしかったです」という薬学部薬学科3年次生の長岡紗梨さんを紹介します。

ブリスベンのモニュメント

モートン島
−グリフィス大学研修に参加した理由やきっかけ
以前から語学に興味があり、高校時代は語学系の学部に進学しようと考えていましたが、結局薬学部に進学しました。理系の学部に進学してもなお、留学して現地で生の英語や国の文化を学びたいという目標は持ち続けていました。しかし、学部のカリキュラム上、長期の留学は難しいと分かりました。それでも諦めることができず、春休み期間で行われる研修ならばと参加を決めました。オーストラリアを選んだのは多国籍な文化や風土、特有の生き物に興味があったからです。
−研修先での学び・楽しかったことは何ですか
大学での授業は、もちろんすべてが英語です。使い慣れていない言語でコミュニケーションを取ることが、こんなにも難しいということを改めて実感しました。それでも少しずつ環境や英語に慣れ、いつの間にか積極的に話しかけている自分に気づいた時は、とてもうれしかったです。
授業以外で思い浮かぶのは、モートン島に旅行したことです。宿などの手配をすべて自分で行った旅行だったので、最初はコミュニケーションを取ることも難しかった自分にとって、とてもいい経験になりましたし、自信にもつながりました。
−海外留学・研修の魅力
普段の大学生活で味わうことのできない経験ができることです。その国の言語でその国の言葉や文化・自然を学んだり、研修メンバー全員で出掛けたり、異国の地ならではの濃い時間の過ごし方ができたと思います。
研修メンバーは全員がそれぞれ違うホームステイ先で暮らすため各家庭の話ができるのも楽しいですし、食事も家庭によってさまざまで、その小さな違いも共有して、たくさん話をしました。そのおかげで1カ月間、一緒に過ごしたメンバーとは今でも連絡を取り合っています。学部を超えて仲の良い友人ができる機会はあまりないので、そこも研修の魅力だと思います。
−国際交流を通して感じた自分の変化は何ですか
人と話すことに積極的になれたように感じます。留学前は初対面の人と話す時はとても緊張して上手く話せませんでした。オーストラリアの人は誰にでもフランクに話しかけてくれるので、現地で私もマネをして、できるだけ自分から話しかけるよう心掛けることで、初対面の人と話すことに対しての抵抗が少なくなりました。帰国後、駅で困っていた外国人に自分から声をかけて案内ができたのは、そのおかげかもしれません。
−コロナ禍において今だからできること
興味のある国、地域のことを調べて日本との違いや共通点を見つけることだと思います。実際に留学・研修に参加できた時にその知識や情報が現地での生活をより楽しいものにし、学びの吸収につながると経験して思いました。少しでも興味のある人は、サイトや冊子で情報を集めてみてください。十分な準備ができ、きっとイメージが膨みます!
