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2021318
国際交流

【グリフィス大学の研修から①】コロナ禍の今は「知識」と「語学」の充電期間

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福岡大学の協定校の一つにグリフィス大学(オーストラリア)があります。クーインズランド州ブリスベン市にあり、今年創立50周年を迎える公立大学です。学生数は44,000人を超え、10個の学部を擁します。本学では、毎年2~3月の1カ月間、学生をグリフィス大学に派遣しています。

今回から、2019年度(2020年2~3月)にグリフィス大学研修に参加した4人の学生を紹介します。留学の素晴らしさや魅力、コロナ禍におけるモチベーションの保ち方等について聞きました。

1人目は、留学して「自分らしさ」を表現できるようになったという、人文学部東アジア地域言語学科3年次生の山﨑陽向さんです。


グリフィス大学研修に参加した理由やきっかけ

「オーストラリアは英語圏に属しながらも独自の文化を持ち、その環境で生活ができる」「短期間でありながら語学以外にオーストラリアを知るためのプログラム(アボリジニ文化体験とストラドブローク島研修)が充実している」「現地の大学に学生の一人として学べる」。この3点に魅力を感じ、挑戦しようと決めました。


アボリジニ体験

−研修先での学び・楽しかったことは何ですか

研修中はホームステイだったので、大学での学習に加えてホストマザーと1日の出来事や明日の予定をシェアすることで楽しく勉強できました。休日は研修メンバーと遠出する機会もありました。自分たちで航空券や宿を手配してグレートバリアリーフに行ったときは、自分の力を試すことができ緊張感がありました。研修の1カ月間、毎日が新鮮で、カルチャーショックさえも心から楽しい!と感じることができました。


研修メンバーとグレートバリアリーフ旅行(前列一番左:山﨑さん)

−海外留学・研修の魅力

語学力はもちろんレベルアップできますが、それだけでなく1カ月間だけでも現地で生活することで、インターネットでは得られない国の魅力や発見を自分の目で見て直に触れることができます。

−国際交流を通して感じた自分の変化は何ですか

留学前は自分に自信がなく、人の目ばかり気にして自分を上手に表現できませんでした。留学して、オーストラリアの人々の決して揺るがない「自分」という軸を持ち、それに誇りを持っている人間性を身近で感じていると、「自信を持つこと」「自分の意見を主張すること」それが「自分らしさ」を表現することにつながると強く感じました。現在は、オンライン上での活動が多く、対面よりコミュニケーションを取るのが難しいですが、自分の考えをはっきり伝えることで相手も理解してくれるので、自分の話す言葉に自信を持てるようになりました。

−コロナ禍において今だからできること

海外に行けない状況=知識と語学の充電期間だと考えています。実際に留学に行くと現地の人から日本に関して多く問われます。例えば、人口は?面積は?伝統行事は?国民の祝日っていくつあるの?などの基本的なことです。しかし、その質問でさえ上手く答えられず、会話が弾まないことがありました。自分の国のことなのに知らないことがたくさんあります。今のうちにそういう知識を増やしておくことがよいと思います。語学の面では、オンライン英会話を行うなど、常に英語を聞き・話す環境をつくることで、モチベーションの維持もできると思います。

今、取り組んでいることは未来への自己投資です。自分に合ったペースで頑張ってください。応援しています!


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