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2021212
研究
産学官連携

産学官連携で福岡市の廃プラ・リサイクル実証事業に参加

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福岡大学工学部の八尾 滋 教授のグループが参

資源循環戦略コンサルティングのレコテック株式会社は、公益財団法人福岡県リサイクル総合研究事業化センターの「令和2年度IoT技術等を活用した資源循環システム実証試験」に採択され、都市政策シンクタンクの公益財団法人福岡アジア都市研究所ならびに“量子コンピュータ×AI”サービスの株式会社グルーヴノーツと協働し、廃棄を出さない資源の循環型経済「サーキュラー・エコノミー」の実現に向けて、廃プラスチックにおける流通プラットフォーム構築の実証事業を福岡市で開始しています。この事業には、現在、上記3社に加え、福岡市内の大型商業施設や株式会社パイプドビッツ、新興産業株式会社、福岡大学、双日株式会社が参加しています。

本実証事業の取り組みテーマは以下のとおりです。

  • 廃プラスチックの排出から再利用におけるビッグデータの収集、分析、可視化
  • AI技術を活用した廃棄物の発生量予測、および量子コンピュータ技術を活用した廃棄物収集・運搬業務の生産性向上、運搬効率化によるCO2排出の抑制
  • 再生プラスチックなど、品質評価等による再生資源のプライシング適正化
  • 最新のリサイクル技術を適用した、高品質なリサイクルプラスチックの製造 など

この実証事業では、本学工学部化学システム工学科の八尾 滋 教授が提唱する物理劣化・物理再生理論に基づいた最新のリサイクル技術を適用した高品質なリサイクルプラスチックの製造が取り組みテーマの一つとなっており、昨年10月から、実際に回収した廃プラスチックをリペレット加工しています。

八尾教授から当実証実験への抱負が寄せられました。
「現在行っている国プロ研究(国立研究開発法人産業技術総合研究所と民間9企業及び国立大学法人4大学との共同研究)などで、本学が提唱している再生プロセスは様々な廃プラスチックを高品質に戻せることが明らかになっています。この成果は、きれいな状態で廃プラスチックを集める仕組みができれば、さらに効率的に元の製品に再生できる資源循環が可能であるということです。つまり、このような資源循環をサポートする社会システム作りが非常に重要となります。この実証実験を通じて、それを明らかにし、社会的なムーブメントにできればと考えています。」

 

実証事業への参加団体

廃プラ流通プラットフォーム化に向けた取り組み

【八尾教授の産学官連携と研究】

  •  【お問い合わせ先】
    福岡大学工学部化学システム工学科 八尾 滋 教授
    電話:092-871-6631(内線:6420)
    メール:shyao★fukuoka-u.ac.jp
    ※メールを送る際は「★」を「@」に変えてください。