「学生チャレンジプロジェクト」は、本学の学生が自主的で自由な発想から企画した独自のプロジェクトを、大学が物心両面から支援する制度です。今年度は3件のプロジェクトが採択され、12月に成果報告会が行われ、約半年にわたる活動を報告しました。
・One Table プロジェクト
「One Table プロジェクト」は、HAVE(ハラール・アレルギー・ヴィーガン・ベジタリアン)に関する調査と啓発を目的に、これまで多様な活動を展開してきました。国際会議やセミナーへの参加、福岡市内のHAVE対応店舗の調査、毎月の試食会の開催に加え、七隈祭への出店や、学内でのヴィーガン・ハラール弁当の販売など、学生主体で幅広い取り組みを行ってきました。
代表の白濱英士さん(人文学部2年次生)は、「活動を通して、食に関わる制限は決して“特別な人だけの問題”ではなく、誰にとっても関わり得る身近なテーマであると改めて気づきました。さまざまな背景を持つ方々にお話を伺ったり、試食会での意見交換を通じて、これまで触れることのなかった視点や考え方を学ぶことできました」と話します。


・『福岡大学初のCanSatを、宇宙人材の育成』プロジェクト
CanSatは、350ml缶サイズまたはその数倍の大きさで製作する模擬人工衛星で、教育ツールとして広く活用されています。本プロジェクトでは、CanSatの開発・実験環境を整備し、宇宙分野の人材を育成することを目的とした本学初の取り組みを進めてきました。設計から製作、実験、評価までの全工程を学生主体で行い、実験計画の立案や安全管理を含めた開発プロセス全体を経験しました。
代表の山本雄太さん(工学部2年次生)は、「仲間と協力して一つのものを作り上げることの難しさと同時に、その面白さを強く実感しました。作業では意見の違いや思い通りにいかない場面もあり、試行錯誤の連続でしたが、それらを乗り越えていく過程こそが大きな学びとなりました」と話します。


・リボンコスメプロジェクト
「リボンコスメプロジェクト」では、乳がんの予防意識を高めるため、“乳房を意識する生活習慣”として注目される ブレスト・アウェアネス の普及に取り組んできました。廃棄予定のコスメを再活用した「コスメクレヨン」でのお絵描き体験では、楽しみながら循環型の取り組みの魅力に触れる機会となりました。
代表の田中みなみさん(薬学部2年次生) は、「活動を通して多くの方にご協力いただき、人とのつながりの大切さを学ぶ貴重な機会となりました。対話を重ねる中で、自分の体に目を向ける重要性も実感しました。今後も周囲への感謝を忘れず、ブレスト・アウェアネスの普及に努めていきます」と話します。


築山泰典学生部長は、「長期間のプロジェクト活動を通じ、多くの経験を積むことができたと思います。仲間と協力しながら取り組んだ日々で得た学びは、必ず今後の力になるはずです。これまでに培った知識や視点、人とのつながりを、これからはキャンパスや社会の中で生かしてほしいと思います」と総評を述べました。
各プロジェクトが報告
築山泰典学生部長から総評
