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20201029
地域連携

大学院でのPBLで「史跡探訪ソフト」制作③:今後に向けて

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現在、佐賀県鳥栖市・基山町、福岡県久留米市・小郡市の4つの地域の史跡を紹介し、探訪ルートをパソコンやスマートフォン等で検索できる「筑後川流域クロスロード歴史スポット散策システム」が公開中です。これは、福岡大学大学院工学研究科電子情報工学専攻2年次生の学生6人が、PBL(Project based Learning)の授業で取り組んだもので、管理運営も行っています。

プロジェクトは2016年から始まり、今年ウェブサイトが公開されました(11月末まで公開予定)。

携わった学生6人に話を聞きました。

>前回記事
「大学院でのPBLで「史跡探訪ソフト」制作①:プロジェクトの概要」はこちら
・「
大学院でのPBLで「史跡探訪ソフト」制作②:プロジェクトで乗り越えた困難」はこちら

●〇プロジェクトメンバー〇●

  • 井口 一騎さん:リーダー、各種とりまとめ
  • 高橋 司さん:議事録・マニュアル作成、デザイン、システムテスト等を担当
  • 西 拓実さん:会議の進行、ページレイアウト作成等を担当
  • 林田 裕一さん:開発担当
  • 横山 卓哉さん:システム機能やページデザイン案の作成等を担当
  • 吉井 僚佑さん:開発担当

    ※50音順
    ※以下、敬称略

-プロジェクトを通して学んだことを教えてください。

<井口>
リーダーを務めたので、リーダーシップについて学ぶことができました。至らない点もあったと思いますが、チームを組んで一つのプロジェクトをやり遂げたことが自信になりました。

<吉井>
自治体からの要望に応えながらも、「ユーザーが使いやすいか」という視点で考えながら作業をすることが大切だと思いました。また、それぞれの立場によって、考えること・重視することが違うということを肌で感じることができたので、社会に出たときも、この経験を生かしていきたいです。

<横山>
大学院へは、高い技術の習得や物事を完遂させる計画力を身に付けたいと思い、進学を決めました。自治体の方とのコミュニケーションを通して、客観的にプロジェクトや打ち合わせの全体像を把握し、スケジュールも管理しながら計画的に進めることが、グループで目的達成するために大切だと学ぶことができました。

<西>
開発というのは“顧客に対してものを作る”というよりも、“顧客がどのようなものを作ってほしいのかを一緒に考えながら作っていく”ものだと感じました。また、解決方法が思い浮かばない時は周りに相談することの大切さを改めて感じました。社会に出ても学び続け、頼りながらも頼られる人材になれたらと思います。

<林田>
プログラミングを書く際に、自分でいろいろ試したものを実装するのですが、自分好みに設定していた部分がありました。今回はそれが要望に沿っていたので良かったですが、チームで仕事をするときは、周りに相談しながら、情報を共有して目的に向かって進む重要性を学びました。

<高橋>
大学院での学びは、幅広い分野のことを一通り学んだ学部の知識に加え、より深い専門知識を得ていくことです。答えは一つではなく、顧客のニーズの分だけ答えがあり、それらに合うものを提案する必要があります。卒業後はシステム開発の仕事に携わるので、顧客に喜んで使ってもらえるようなシステムを開発してみたいです。

 


プロジェクトメンバーの6人