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2020710
大濠・若葉

【大濠高校】 目指すはウインターカップ制覇 バスケットボール部の片峯聡太監督に聞く

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昨年は準優勝。「日本一カッコよく、素敵な」チームが今年目指す場所は...
 

バスケットボール部のメンバーたち

チームを率いる片峯聡太監督

昨年のウインターカップで、準優勝の成績を収めたバスケットボール部。「今年こそ高校日本一に」、選手たちは同じ目標に向かって練習に励んでいました。

しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で学校が休校となり、練習ができない状況に。4月には全国高校総合体育大会(インターハイ)の中止が決定しました。

それでも選手、監督の目標は変わらず「日本一」。今年のウインターカップ制覇に向けて、片峯聡太監督にお話を伺いました。


ー新型コロナウイルス感染症の影響で部活動もかなり制限されたと聞きました。自粛中にバスケットボール部全体で取り組んでいたことはありますか。

約2カ月の間は学校は休校、部活動も休止状態でした。

この期間チーム全体に求めたことは2つ。
①強制的ではなく自主的に。そして自主的を超えて主体的に行動しよう。
②大学の推薦入試で活用できる小論文についての学びを深めよう。

私からアプローチを行い、最終的には彼らが自ら進んで取り組むようになりました。

ー6月頃から通常の学校生活に戻り、部活動も再開されました。約1カ月経ち、選手のモチベーションや体力面などはいかがですか。

バスケットボール競技は、幸いにもウインターカップが開催の予定で、チームはそこにベクトルを向けることができています。選手達も、こんなに長い間バスケットボールをしない経験は無かったようで、自主練習やチーム練習への意識・意欲は高いように感じます。コロナ期間を経て、今まで当たり前だったことに対するありがたみや、さまざまな方の支えがあってこそ日常が成り立っているということに気付いたのかもしれません。

一方で、体力面に関しては低下が否めない状況です。自主練習で走り込みは個別にしていましたが、複合的な動作が必要となる競技であるため、基礎体力とスキルのバランスを整えるのにもうしばらく時間がかかりそうです。しかし、焦りは怪我に繋がりますので、毎日の積み重ねでしっかり取り戻していきたいと考えています。

ー大濠高校バスケットボール部のストロングポイントはどこにあると考えますか。

私たちは、日本一カッコよく、素敵なチームを目指しています。強さや立ち居振る舞いといった、「滲み出るカッコよさ」と、周囲から応援していただけるような「素敵さ」の両方を求めています。何となく毎日を過ごすのではなく、このテーマを自らの解釈のもとに、学校生活と学習、そしてバスケットボールを通じ、その答えを模索し続けることこそが、他にないTROJANS(バスケットボール部の別称)の強みだと思います。

また、前監督である故田中國明先生が築かれた、全国各地のOBネットワークは大変貴重でありがたいものであり、現役選手や卒業した選手へのサポートを頂いています。バスケットボール部の先輩・後輩の絆が強いことも強みの一つです。

ー片峯先生が指導されるにあたって、心掛けていることは何ですか。

目的が人間教育であり、目標が日本一であるということです。

私は指導者として選手を預かり、教えるべきは「人生」であると考えています。そして私の場合は、その手段としてバスケットボールを用いているのです。

その中でまずは、私自身が指導者としての理念を整理した上で、チームや選手個人としっかり向き合うことを心掛けています。その軸をしっかりと持っていれば、例えつまずいたとしても、選手はまとまり、チームは少しずつ加速し始めます。

指導にあたっては、①選手への理解・認知 ②助言 ③指摘 ④指導 の段階を使い分けて接していくことも大事にしています。そして、必要に応じてリーダー像を示していくことも重要になると考えています。

ー最後に、今年のチームの目標をお聞かせください。

インターハイは中止になりましたが、チーム目標である「日本一」に変わりありません。ウインターカップ制覇を目指します。

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