令和7年司法試験では、福岡大学法科大学院の修了生5人と同大学院在学生(司法試験在学中受験プログラム履修者)2人が合格しました。
合格者に本学法科大学院の魅力や勉強方法等について話を聞きました。
堀田 高広さん(法曹実務研究科3年次生)
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福岡大学法科大学院への志望動機
在学生に法学未修者の割合が多く、学生数も1学年約20人と比較的小規模であることから、充実したサポートを受けられると考えたからです。また、全国の他の法科大学院と比較して、学費が低額に抑えられている点も志望する動機でした。 -
福岡大学法科大学院の特長
教員と学生の距離が近く、気兼ねなく教員に質問ができる環境にあることです。また、授業以外にも教科指導、アカデミックアドバイザーなどの学習のサポート体制が充実していることです。 -
印象に残っていることや授業の感想等
授業に臨むに当たっては、十分な予習が必要となりますが、予習を怠っていた学生がいた際に、先生が「本当に司法試験に臨む覚悟があるのか?法曹三者になったら、自分で調べて問題を解決しなければならないのですよ」と厳しくも温かい言葉を掛けられていたことが印象に残っています。法曹を志望する場合、法学部を卒業して、そのまま深く考えずに法科大学院に進学することが一般的になっていると思われる中で、改めて気が引き締まる思いがしました。 -
司法試験を受験するにあたって注力したこと・工夫したこと・合格のポイント
司法試験も他の国家資格同様、相対評価の資格試験であることを意識して、過去問の分析に注力しました。意識したことは、①短答式試験で基準点を満たすこと、②問題文全体および配点を確認して得点できるポイントを把握し、途中答案にならないことです。特に論文試験では、答案全体の仕上がりを意識することで、合格に必要な総合点を獲得し、合格することができたと思います。 -
今後の抱負
民間企業の法務部での経験、地方自治体での経験、海外駐在経験など、これまでの自分の社会人経験を生かして、法曹としてオリジナリティを出せるよう、引き続き研鑽を積んでいきたいと思います。
【関連リンク】
法科大学院(法曹実務研究科)ウェブサイト
