令和7年司法試験では、福岡大学法科大学院の修了生5人と同大学院在学生(司法試験在学中受験プログラム履修者)2人が合格しました。
合格者に本学法科大学院の魅力や勉強方法等について話を聞きました。
河野 真輝さん(福岡大学法科大学院2025年3月修了)
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福岡大学法科大学院への志望動機
法学未修者であったため、カリキュラムの設定が、時間を掛けてじっくり学習できるようになっていること(例:民法は6科目、刑法は3科目に分かれているなど)に魅力を感じました。また、学費が他校より安価で経済的にも良いと感じたためです。 -
福岡大学法科大学院の特長
法学未修者として入学する学生がほとんどであることもあり、未修者に向けたサポートが豊富と思います(例:担任制、チューター制度)。設備の面でもとても充実しています(例:自習室の広さ、机の数、所蔵教材の数・種類、コピー機など)。加えて、奨学制度(特待生枠など)も充実し、経済的な手厚いサポートも特長です。 -
印象に残っていることや授業の感想等
基本を大切にする授業が多いと感じます。自学だけだと論点主義に陥りやすく、問題が変われば応用が利かないというようなことが多かったので、自身で問題集・過去問などを通じた演習を進めつつ、授業では条文の文言、用語の定義、趣旨、体系などの基本を意識することが大切だと思います。 -
司法試験を受験するにあたって注力したこと・工夫したこと・合格のポイント
普段の勉強での工夫は、常に過去問の内容を意識した学習をすることです。過去に出題された内容が形を変えて出題がされることがとても多いですし、学習範囲の限界(どの内容まで学習すべきなのか、逆に学習する必要がない内容なのかなど)を把握する上でも有益だからです。試験本番での対応という意味での工夫・合格のポイントは、答案構成をしながら自分なりの戦略を考えることです。何を書くか、何分で処理するか、ということに加え、当該設問の難易度を踏まえて、これはほとんどの受験生は書けないのではないか、これを書けなかったとしても合否には影響しないのではないか、などを現場で考えます。合否の分かれ目となる設問を見極めてそこに注力することが、試験現場でできる合格のポイントと思います。 -
今後の抱負
自分の適性を見極めて然るべき働き方を見つけていきます。
【関連リンク】
法科大学院(法曹実務研究科)ウェブサイト
