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202263
研究
産学官連携

気象庁の「線状降水帯予測精度向上に向けた技術開発・研究」に、福岡大学が参加しています

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近年、日本各地で繰り返し起きている豪雨災害の原因とされているのが、「線状降水帯」です。「線状降水帯」は、次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水を伴う雨域のことを言います。

気象庁は、本年6月1日より、頻発する線状降水帯による大雨災害の被害軽減のため、発生が予測される場合に「線状降水帯の予測情報」の発表を始めました。線状降水帯にはまだ解明されていない点も多いことから、6月から予測精度向上に向けた技術開発・研究のため、全国の大学等14機関と連携して、メカニズム解明に向けた高密度な集中観測を実施することも発表されました。

本学は、理学部地球圏科学科の白石浩一助教(専門:地球物理学)と西憲敬教授(専門:地球物理学)が、内閣府が主導する線状降水帯の研究に携わっており、この気象庁の取り組みにも参加しています。水蒸気の高度分布を計測する装置「水蒸気ライダー」を用いて観測したデータを気象庁と共有することで、予測精度の向上にますます貢献していきます。

詳しくは気象庁ウェブサイトをご覧ください。


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