合氣道部
2018年に創部55周年を迎えた。部員数は1年次生6人、2年次生7人、3年次生2人、4年次生2人の計17人。平日に週4日、17時から20時に総合体育館合気道場で稽古を行う。
相手の力を利用して流れるように技を決める
最小限の力で相手を制す。
“礼を重んじ”養う感謝の心
合氣道は、相手の攻撃を最小限の動きでかわして返し技を掛ける武道。勝敗を競うことはせず、呼吸力や「さばき」と呼ばれる独自の体の使い方を身に付けることで心身を鍛えます。
「体格や腕力に関係なく、わずかな力で相手の動きを制することができるのが合氣道の魅力」と主将の熊本匡希さん(経済学部産業経済学科3年次生)。「他の多くのスポーツや武術とは異なり、合氣道では力を抜くことが求められます。これまで経験したことのない動きで、その一つ一つに奥深さを感じます」。
大学から合氣道を始める部員も多いため、練習では基本となる受け身の練習をしっかりと行います。次のステップでは、二人一組となり相手の攻撃をわずかな力でかわす「さばき技」を習得していきます。鍛錬の成果を示す場として年に一度、演武会を開催しており、OB・OGや他大学の合氣道部、父母たちの前で技を披露します。
幹事の島田倫也さん(工学部電気工学科2年次生)は、「体の使い方が分かってくると技がきれいに決まり、本当に気持ちいい」と笑顔で語ります。「礼を重んじ、技をかけさせてくれた相手に感謝することなど、技以外にも多くのことを学んでいます」。
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杖を使った武器術の稽古も行う
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「新しい合気道場で気持ちよく稽古ができている」と部員たち
年間行事
5月 |
新入生歓迎会 |
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8月 |
夏合宿 |
12月 |
演武会 |
2月 |
九州学生合氣道連盟合宿 |


珠算研究部
部員数は1年次生8人、2年次生10人、3年次生3人、4年次生1人の計22人。学而会館3階で火曜日、木曜日の18時から19時30分まで活動。
部員数も増え部室に活気があふれる
部存続の危機を乗り越え、
高校生大会の運営を再開
高速で読み上げられる16桁の数字を計算する「読上算」など、多くの競技が全国各地で行われている珠算。幹事の伊藤海斗さん(理学部応用数学科2年次生)は「両手でそろばんをはじき一瞬にして答えを出す姿に魅了され、入部しました」と話します。
部には伊藤さんのような未経験者だけでなく、最高位の十段保持者を含め経験者も多数在籍。部員は検定試験の合格や各種競技大会での上位入賞を目指し、週2回の練習に励んでいます。その一方で高校生を対象とした「西日本高等学校珠算競技大会」を主催しており、問題の読み上げから審査まで行っています。
前幹事の濱田瑠香さん(経済学部経済学科4年次生)は高校時代全国2位の実績の持ち主。大学でも珠算を続けるため、珠算部のある福岡大学に進学しましたが1年次の秋に先輩部員が退部、一人での活動の日々が続きました。濱田さんも退部を考えましたが、「高校生の時に参加した『西日本高等学校珠算競技大会』をもう一度復活させたい」と部員集めに奔走。やがて部員も増え、2018年10月には3年ぶりに大会を復活させました。
「大会復活までの道のりは険しかったですが、後輩たちから『来年も続けたい』という声を聞けた時、肩の荷が下りました」と濱田さん。新生・珠算研究部が再び歴史を刻み始めました。
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両手を使って珠を弾く。検定ではスピードと正確さが求められる
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運営に携わった2018年の「西日本高等学校珠算競技大会」
年間行事
5月 |
新入生歓迎会 |
---|---|
6月 |
学術文化祭 |
7月 |
福岡県下珠算競技大会 |
8月 |
夏合宿 全日本珠算選手権大会 |
10月 |
西日本高等学校珠算競技大会 |
12月 |
福岡県下珠算競技大会 |

