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20251219
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カーボンニュートラルへの挑戦を加速、シンポジウムで未来を語る(レポート) ~「第4回福岡大学カーボンニ ュートラル推進拠点シンポジウム」を開催しました

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福岡大学は、地球温暖化という世界的課題に対応し、日本が目指す2050年のカーボンニュートラル社会の創生に向けて、2022年4月に「福岡大学カーボンニュートラル(CN)推進拠点」を設置しました。持続可能な社会の実現に向けて、本学はCNを重要課題と位置づけ、脱炭素キャンパスチームや地域連携チームなど課題別に5つのチームをつくり多方面に取り組んでいます。

10月31日(金)には本学の福大メディカルホールにて「第4回福岡大学カーボンニュートラル推進拠点シンポジウム」を開催しました。本シンポジウムは、CNに関する教育・研究や地域社会・企業の取り組みを広く発信する場として2022年から継続して開催しており、今年度は「カーボンニュートラルの実現に向けた地域社会の取り組み」をテーマに実施しました。

開会にあたり、永田潔文学長が「大学と地域、企業が連携し、持続可能な未来を共に創ることが重要です」と挨拶し、続いて、福岡市副市長中村英一氏による来賓挨拶があり、福岡市のCN推進に関する取り組みが紹介されました。
 

永田学長による開会挨拶

中村英一副市長

プログラムでは、本学学生が4泊5日で気候変動問題の解決に向けて提案策を練る学生ワークショップの活動報告に加え、卒業生が所属する企業や共同研究に携わる企業3社による事例を紹介しました。パナソニックホールディングス株式会社GX本部エネルギー事業推進室プリンシパルエンジニアの田端大助氏、株式会社日建設計Nikken Wood Lab 設計監理部門ダイレクターの大庭拓也氏およびヒノデホールディングス株式会社研究開発本部ヒノデグローバルイノベーションセンター所長の土手一朗氏、福岡大学工学部教授でCN推進拠点実務責任者の山辺純一郎教授らが登壇し、技術革新や地域連携の重要性について議論しました。

シンポジウム終了後には、情報交換会も行われ、参加者同士が活発に意見を交わしました。参加者からは「本学のシンポジウムの内容は、比較的に工学分野に偏っているので、今後、文系を含めた幅広い視野でシンポジウムを検討してほしい」「再生と微生物のリサイクルの分野や河川敷の刈草、街路樹の剪定枝葉や竹の資源利用などの分野もシンポジウムに取り上げてほしい」「最後の交流の場をもう少し長くして交流しやすい形にしてほしい」「海外との取り組みなどが知りたい」といった声が寄せられました。
 

本学学生による報告

山下副学長の閉会のあいさつ

本学は今年度、海外の大学から教員を招いてサステイナビリティ関連の講義や交流を行ったり、在学生が気候変動に関するワークショップに参加したりするなど、国際連携や人材育成の面でも新たな活動に取り組んでいます。あわせて、グリーン燃料や資源リサイクル、グリーン産業政策などについての研究も継続して行っています。総合大学である本学のCN実現に向けた取り組みは、ウェブサイトなどで随時発信していますが、今回のシンポジウムのような、対面で意見交換できる機会も設け、社会と一体となって未来を語っていきたいと考えています。

【関連リンク】

福岡大学カーボンニュートラル推進拠点ウェブサイト

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