福岡大学大学院の加藤壮真さん(工学研究科機械工学専攻1年次生)が、クロアチアで開催された「European Conference on Fracture 24」 (破壊に関するヨーロッパの会議)*でBest Poster Awardを受賞しました。
*ECF24 は、1976 年に設立され、2 年ごとに開催されています。科学的および技術的に極めて重要な分野である疲労、破壊、構造の完全性と信頼性の分野における主要なカンファレンスの 1 つとなっています。
ECF24 の目的は、世界中の科学者やエンジニアを集め、構造材料や部品の疲労と破壊を特徴付け、分析し、予測し、評価する方法について議論することです。実験、分析、数値破壊力学、疲労、構造健全性評価、故障解析、およびこの分野のその他の重要なトピックの現在および将来の動向について議論するフォーラムとなることを目指しています。
受賞した加藤さんに研究内容や感想を聞きました。

-
研究している内容について
付加製造した17-4 PH鋼の水素脆化特性についての研究 -
受賞のポスタータイトルについて
「Hydrogen-Induced Ductility Losses of Additively Manufactured 17-4 PH Steels with Internal Hydrogen」
訳:内部水素を有する付加製造した17-4 PH鋼の水素誘起延性低下 -
受賞の感想
ESIS Best Poster Awardという名誉ある賞を賜り、大変光栄に感じています。私の研究やアイデアを多くの方々に評価していただけたことに、心から感謝申し上げます。今回受賞できたのは、私一人の力ではなく、ご指導いただいた山辺純一郎教授をはじめ、支えてくれた研究室の仲間たち、そして研究に関わってくれたすべての方々のおかげです。そして、ポスターを通じて、私の研究テーマについて多くの方と意見交換ができたことも、非常に貴重な経験でした。今後もこの名誉ある賞に恥じぬよう、身を引き締め、さらなる研究に励んでいきたいと思います。 -
関連リンク
European Conference on Fracture 24ウェブサイト
工学部ウェブサイト
工学研究科ウェブサイト
カーボンニュートラル推進拠点ウェブサイト