福岡大学商学部の植村信保教授は、「保険会社の経営分析」を専門としており、長年外部から保険会社経営を分析し、アナリストとしても活躍しています。植村教授のゼミでは、リスクと保険を学ぶ学生の全国規模での大会〔全国学生保険学ゼミナール(RIS)〕に参加することを目指して、日々取り組んでいます。その全国大会が12月2日(土)・3日(日)、福岡大学で開催されました。
本大会は、「リスク」をめぐるさまざまな問題について、全国規模のインターカレッジによって学際的な研究交流を行う「場」として2004年度から始まり、今回は20回目の大会となりました。4月から取り組み、10月末に中間報告、12月に集大成となる全国大会の発表が行われます。本大会の特徴の1つは、保険業界を中心に、毎年多くの実務家が参加していることです。研究報告についての質問やコメントを頂くことを通じて、学生たちは今後の取り組みへの糧になっています。
当日は、全国12大学14ゼミから「リスクと保険」に関して学ぶ200人超の大学生が集まり、日ごろの研究成果を報告し、30人以上の実務家の方もご参加いただきました。植村教授のゼミ生(3年次生)は「ドローン物流」「対面販売」「あおり運転とドラレコ」について報告を行いました。大会に参加しているのは保険論関係のゼミ生が中心ですが、報告テーマは幅広く、保険はもとよりリスクマネジメント、金融、ファイナンス、社会保障、経営戦略まで取り扱っています。
今年度は、約4年ぶりに懇親会を行うことができ、学生たちは交流を深めました。
参加した学生からは「他大学の学生とリアルに交流できてよかった」「プレゼンテーション能力や分析力の高さに圧倒された」という声が寄せられました。
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