3月20日(木・祝)、エルガーラ福岡(福岡市中央区)で「市民防災の日」講演会が行われ、学生団体「みらプロ」がパネルディスカッションに登壇し、これまでの活動を交えて災害への備えについて話しました。
2025年は、2005年3月20日に発生した福岡県西方沖地震から20年の節目の年です。福岡市では、この記憶と経験を風化させることなく災害に備えるため、毎年3月20日を「市民防災の日」と定めています。
※「みらプロ」…未来に向けた防災リーダープロジェクトとして防災意識の醸成活動を行う学生団体
パネルディスカッションでは、専門家や関係者がこれまでの事例や活動を紹介し、地域社会や個人が災害に対する備えの重要性について参加者と共に考えました。

多くの市民が参加

代表の玉川さんが活動紹介
「みらプロ」は、本学周辺の立体型ハザードマップ制作、低予算かつ必要性を重視した防災リュックの考案など、これまでの活動を紹介し大学生目線で考える防災について話しました。また、防災をより身近な存在として捉えられるように考案した、緊急時の連絡先・集合場所を記載できるオリジナルステッカーを参加者に配布しました。

来場者にオリジナルステッカーを配布

(左から)田中伸治さん、玉川絢子さん、久高銀士さん
「みらプロ」代表の玉川絢子さん(工学部建築学科3年次生)は、「防災のプロと一緒にお話しすることに緊張しましたが、自信を持って私たちの活動や防災に対する考えを話すことができました。また、これまでの活動を振り返る良い機会にもなりました。これまで大学生や若い方の視点で取り組んできましたが、今後は福岡という地域の防災も考えていきたいです」と話しました。