福岡大学理学部では、片江公民館および別府公民館(共に福岡市城南区)で「大学生の理科教室」を開催し、地域の幼児・小学生、保護者など延べ70人が参加しました。
子どもたちが興味を持つような工作・実験を大学院生と学部生が企画しました。今回のテーマは「いろいろなモーターの作成」と「永久機関を作れるか!?」。身近にある材料を使って工作に取り組み、子どもたち自身が観察、体験したことを通して科学力を育むことを目的としました。
参加者からは、「福大のお兄さんやお姉さんたちが手伝ってくれたので上手に作ることができました」という感想がありました。また、公民館の担当者の方からは「学生さんが主体的に内容を考えて指導してくださる講座は、地域交流という点でとても意義深く、ありがたいです」と話がありました。
責任講師の林壮一教授(物理科学科)に話を聞きました。
Q.子どもたちにどのようなことを学んでもらいたかったですか?
実際に手を動かしたり、自分で考えたりして作品(実験道具)を造ることで、試したり、自分の目で観察したりするなど、自分の身体を使って、自分の感覚で理解することを経験してほしいと考えています。
不思議だと思うことや、当たり前だと思うことなど、どのようなことでも体験することを大切にしてほしいです。
Q.子どもたちの反応や理解度、興味の度合いはいかがでしたか?
小学生は非常に反応がいいので、理解しているか、興味を持っているかなど、私たちに対して分かりやすく行動で示してくれます。
子どもたちが本当に腑に落ちて、理解できた瞬間の目の輝きはとても素晴らしいと感じました。
Q.学生たちの参加により、イベントにはどのような効果が出ましたか?
多くの学生が関わることで、活気が出ていると思います。
さらに、子どもたちにとって、学生が分からない場合や困ったときにすぐに相談できるロールモデルとしての存在になっていると思います。一方、学生にとっても、子どもたちや保護者の方たちと交流できる、貴重な機会になりました。
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