福岡大学では、キャリア教育の一環として、企業や自治体が実際に直面する課題を学生が解決するスタイルの取り組み「課題解決型プログラム」を多数実施しています。その1つとして今年度、福岡市役所(以下、福岡市)と連携し、「チャレンジする若者や女性が活躍するまちづくり」というテーマで課題解決型プログラムに取り組んできました。
今回紹介するのは、本プログラムの集大成として11月19日(金)に福岡市中央区大名にあるスタートアップカフェにて実施した最終プレゼンテーションの様子です。
学生たちはそれぞれA~Fの6つのチームに分かれ、福岡市に住む若者や女性が抱える課題に対し、福岡市の目指す都市像の実現を見据えて提案などを行いました。学生たちは中間プレゼンテーションで福岡市から受けたアドバイスを踏まえ、現状から課題を発見し、解決のためのターゲティングや費用対効果の算出、解決策の実現性などを踏まえて提案を行いました。
プレゼンテーション終了後、福岡市役所の山中様からは、「福岡市としても課題と考えている箇所に焦点が当たることもあり良かった。1か月半という短い期間で、現状を分析しロジカルに考えることを学べたのではないか。このプログラムで得た学びを今後に活かしてほしい」との講評を頂きました。
今後も本学では、地域の皆様の力もお借りしながら、学生の成長につながるさまざまな機会を提供していきます。
【各チームの課題解決策】
- Aチーム:リカレント教育支援による若者の自己啓発促進
- Bチーム:LINEを活用した習い事支援制度の策定(★)
- Cチーム:福岡市子育て支援サイトの改善による女性の子育てと仕事の両立の支援
- Dチーム:若者のスキルアップ支援のための人材交換プラットフォームの策定
- Eチーム:起業に踏み出せない若者のための起業疑似体験プログラムの実施
- Fチーム:“働く”を身近に感じてもらうための職場体験事業の充実
※(★)は最優秀賞