2月4日(日)に、福岡大学薬学部の江川孝教授(専門分野:災害医療・災害薬事)が、災害時の医薬品などの提供や薬剤師の派遣調整、避難所の環境衛生の助言をする「災害薬事コーディネーター」の育成研修会で講師を務めました。
研修では、災害医療を提供するための法制度や、沖縄本島が大雨や地震による津波被害を受けた想定での演習を行い、沖縄県内の薬局・病院・行政関係の薬剤師26人が参加しました。
江川教授は、1月1日(月)に発生した能登半島地震や新型コロナウイルス感染症の大型客船ダイヤモンド・プリンセス号での集団感染対応のために現地に赴いた経験を交えながら講演を行いました。また、本学薬学部4年次生の吉田奈央さんが開発した災害時の情報共有システム(Disaster- Chronology Sharing System: D-CSS)を実際に使いながら、県内の医療機関の被災状況の確認、薬剤師の派遣調整などの訓練を行いました。
災害薬事に精通した薬剤師「災害薬事コーディネーター」は、全国的に十分に配置されていない現状があります。今後は全国で研修会を開催する予定です。

江川教授の講演

報道機関からの取材
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関連リンク
・OTV沖縄テレビ放送
・QAB琉球朝日放送
・薬学部ウェブサイト
