福岡大学薬学部の課題解決型学習プログラム「ふくやくプロジェクト」のふくちゃん絵本チームの活動が、公益財団法人一般用医薬品セルフメディケーション振興財団の啓発事業に採択されました。セルフメディケーションとは、自分自身で健康を管理し、軽度な身体の不調は自分で手当てする考えで、同財団はその普及に向けた調査・事業を支援しています。
本活動は、文字だけでは理解することが難しい幼い子どもたちに対して、「服薬の意義」や「熱中症予防」といった健康に係る情報をオリジナルの絵本を用いて、分かりやすく伝えることを目的としています。ふくちゃん絵本チームは、制作したオリジナル絵本を、これまでに福岡大学病院小児病棟や地域の保険薬局などに設置してきました。
本活動において特に重要視している点は、絵本を通して幼児自身の「主体的な行動」を促すことです。大人から言われて薬を飲んだり、水分を摂ったりするのではなく、「どうして必要なのか」を自分で理解し、自ら進んで健康を守る行動につなげることを目指します。この幼少期からの主体的な健康習慣づくりが、将来にわたるセルフメディケーションの基盤になると考えています。
ふくちゃん絵本チームの堤さん
制作した絵本
チームリーダーの堤一孝さん(薬学部3年次生)は、「幼児に伝えるという難しさに何度も向き合いながら、10人のチームで議論を重ねてきました。今回、財団の啓発事業に採択いただいたことは、私たちの活動が社会に必要とされている証だと感じています。子どもたち自身が『自分で健康を守る』という気持ちを持つきっかけになる絵本を、これからも届けていきたいです」と話します。
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