福岡大学では、学生の主体的な学びを促進する「課題解決型プログラム」を幅広く実施しています。その一環として実施している「夏期セミナー」は、学部や学年を越えた学生同士の協働を通して、主体性・共働力・課題発見力・課題解決力といった、社会で求められる力を育むことを目的とした課外教育プログラムです。
今年度は「観光・まちづくり・SDGs」をテーマとして、大阪・関西万博の視察や宗像市でのフィールドワークなど、座学だけでは得られない経験を通じて、社会課題を自分ごととして捉え、地域に貢献する視点を養うことを目指しました。
万博では海外パビリオンを見学し、多文化の理解を深める
宗像でのフィールドワークでは現地の方に地域課題を調査
12月の成果報告会では、6月から行われたプログラムを通して得た学びを踏まえ、福岡県における地域格差是正、観光と定住促進、ICTによる教育改革、子ども支援体制の強化、公営住宅を活用した地域活性化という多面的な課題に対し、県全体の持続可能なまちづくりを提案しました。当日は、福岡県総合政策課や宗像市の職員の皆さま、さらに研修で講師を務めていただいた方々にもご参加いただきました。
福岡県総合政策課の藤岡健太郎氏からは、「今回の提案をぜひ実現してほしいです。本研修の学びを生かし、地域の発展や活性化に貢献されることを期待しています」と総評を述べられました。
各グループによる発表
築山学生部長による総評
築山泰典学生部長からは、「このセミナーを通して、未来の社会をどのように築いていくべきかを考える貴重な時間になったと思います。答えが出にくいテーマに向き合った経験そのものが皆さんの力となり、今後の成長につながります。今回得た学びや視点は、これからの学びの場でも十分に生かされるでしょう」と本研修を総括しました。
参加した学生からは、「SDGsやマーケティング、課題解決のプロセスなど、これまで触れたことのなかった分野まで幅広く学ぶことができ、視野が大きく広がりました。特に、大阪・関西万博の視察や宗像市でのフィールドワークでは、“現場で見ることでしか得られないリアルな課題”に触れることができました」「学部も学年も異なる学生とチームを組んで取り組む機会はこれまでほとんどなく、互いの視点や価値観の違いに触れられたことがとても刺激的でした。普段の大学生活では味わえない挑戦に取り組んだことで、自分が一歩成長したことを実感しています」といった声が寄せられました。
