福岡大学では、学生の主体的な学びを促進する「課題解決型プログラム」を多岐にわたり実施しています。毎年、約30人の学生が参加する「夏期セミナー」においては、今般、2025年9月に福岡県宗像市においてフィールドワークを行いました(今年度のテーマ:「観光・街づくり・SDGs」)。世界遺産を含めた文化と歴史に触れながら、社会課題の解決方法について実践的な学びを行いました。
参加学生は、フィールドワークでの経験を踏まえて学生生活を送り、12月18日(木)に開催予定の最終報告会に向けて、学びや考えを整理しているところです。第2回現地研修を振り返ります。
福岡県宗像市を活動場所とし、地域の歴史や文化、観光資源を実際に訪れ、その魅力を体感するとともに、地域課題の理解を深めました。
研修では、宗像市産業振興部の職員の方に同行いただき、地域が抱える課題や背景について説明を受けました。また、地元紙「宗像経済新聞」を発行する中村昌史氏による講演では、地域メディアの視点からまちづくりや情報発信の重要性を学びました。
地域課題について説明を受ける学生たち
観光地などを実際に視察
各自感じた課題などを共有
それぞれのグループに分かれて課題解決を共有
フィールドワーク後、学生たちはグループごとに宗像市の現状や地域課題の現実を整理し、解決策を検討しました。最終プレゼンテーションでは、宗像市観光協会事務局長をはじめ地域関係者の前で発表し、実務面からの助言や指摘を受けながら理想の実現の困難さなどの気付きを得ました。
学生らは、「自分一人では思いつかないアイデアが、仲間との議論で生まれました」「現場を生で見て、現場の方から直接話を聞くことで、地域の課題解決に向けた強い思いを肌で感じました」といった感想を持ちました。
