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20241227
教育

「障害者週間」に関連図書の展示を行いました

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福岡大学中央図書館で、「障害者週間(12月3日~9日)」に関連図書の展示を行いました。

「障害者週間」とは、国民の間に広く障害者の福祉についての関心と理解を深めるとともに、障害者が社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的として、制定されたものです。

今回の図書展示について、障がい学生支援課ワークスタディ*の小林未玖(商学部第二部商学科4年次生)が司書の方に話を聞きました。

*ワークスタディ・・・働きながら学びたい学生を支援する商学部第二部の制度。昼は大学内(附属高校を含む)で大学事務の補助業務に従事し、夕方からは商学部第二部の授業を受講します。


・図書展示の趣旨・目的について教えてください
「障害者週間」を周知することを目的に展示を企画しました。共生社会を目指す施策として、全ての事業主に対し、「法定雇用率(2.5%)以上の達成・維持の義務」ならびに「障害のある方に活躍の場を提供する」等が求められており、本法人においても、適切な障がい者雇用、そして働きやすい職場環境の整備に力を入れています。このような社会的課題を踏まえ、本学学生および教職員に、障がい全般に対し少しでも理解を深めてもらいたいという思いを込めて実施しました。自他共に障がいを知る機会に役立てていただきたいです。また、本学の障がい学生支援センターでは修学および学生生活についての相談や授業等における「合理的配慮」の申請を受け付けていることも知ってもらいたいです。

・展示コーナーの様子はいかがでしたか
今年初の取り組みでしたが、学生が興味を持って本を手に取る姿を見ました。興味を持つ学生の学部に偏りはないようで、全学的にニーズがあることが分かりました。また、授業で使うための資料として活用している学生もいました。理由はさまざまかと思いますが、お立ち寄りいただいた方の悩みや困っていることへの解決に向けた第一歩となれば嬉しいです。

・今後の展望を教えてください
「障害者週間」に伴う展示は今後毎年行う予定です。今年よりも来年、より良い展示ができるよう、さらなる資料や本の充実に図書館として努めていきたいと思います。来年は、法改正や世論などの最新情報を収集しながら、違う角度からアプローチができればと考えています。以前、障がいのある方から「(自分の障がいに関する)本があるということは、自分自身が認められたような気持ちになる」とお聞きしたことがあり、そのように思ってもらえる機会創出を目指していきたいです。また、今回の展示企画に限らず、図書館が皆さんの困りごとを解決する場所として役立つものであることを知ってもらえたらと思います。

手に取りやすいようポスターも掲示

興味のある本を手に取る学生

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