福岡大学では、2024年4月に障がいのある学生の相談窓口として、「障がい学生支援センター」を新設しました。
4月9日(火)には、特定非営利活動法人障がい者相互支援センターMCPの本田いずみさんを講師としてお招きし、「情報保障講習会~音声認識アプリの活用&ポイントテイク」を開催し、学生6人、教職員1人が参加しました。
本講座前半では、「障がい理解」について、動画でサイレントワールド(聞こえない状態)を体感するなど、障がいの特徴や基本的な手話の使い方について詳しく学びました。また、UDトーク(音声認識と自動翻訳ソフト)アプリを使って、実際にグループトークを行いながら操作方法も習得しました。
本講座後半では、実際の授業を想定した練習を行いました。UDトークの修正やポイントテイクのコツを学び、支援と同じ形態で実践練習を重ねることで、より具体的な支援方法を掴みました。
最後に、UDトークとポイントテイクの役割、個人情報の保護、不具合時の対処法、便利な使い方、マナー等についても、理解を深めました。
講座終了後も参加者間で交流を深める場面が多々ありました。
参加者からは、「初めての経験だったが、とても勉強になった」「教員志望のため、将来に役立てたい」「自分の研究に生かしたい」「介護の現場や高齢者向けなど、他の分野でも活用できるのではないか」などのさまざまな声が聞かれました。
次回は、5月から6月にかけて、学生、教職員を対象にパソコンテイクを開催します(詳細はFUポータル等で案内)。
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関連リンク
福岡大学公式ウェブサイト 「障がい学生支援」