福岡大学では現在、マティビエンコ・ブラジストラブ・アンドレイェヴィチ(ブラット)さんとハンナ・フロロバさんの2人のウクライナ人の学生が学んでいます。
今回は、工学部機械工学科の研修生として学んでいるハンナ・フロロバさんに話を聞きました。
フロロバさんは現在、稲毛真一教授の研究室で、プログラミングや人工知能に関する研究を学部生や大学院生と共に行っています。
フロロバさんは、「来日当初は日本語が本当に難しく、簡単なコミュニケーションを交わすこともできなかった」と振り返ります。そのような状況の中で、研究室のメンバーが英語で会話してくれるなど、徐々にコミュニケーションが取れるようになっていったことが嬉しかったそうです。
日本での生活にも徐々に慣れてきたフロロバさん
稲毛教授とフロロバさん
稲毛教授は「最初は彼女も周りも恥ずかしさから中々コミュニケーションを取ることができませんでしたが、徐々に慣れ、今では積極的に意見交換しています。ウクライナは世界的にAI分析が進んでいる国なので、一緒にいる研究室の学生は、彼女から多くのことを吸収してほしい」と話します。
2023年9月30日まで本学で研修生として過ごすフロロバさんは、「将来は日本での就職を目指しています」と話してくれました。
