11月2日(水)、株式会社プレミアムロジックス代表取締役社長の森五岳氏が、福岡大学経済学部の授業「人間関係論」で講演されました。
森社長は、2002年に本学経済学部経済学科を卒業後、九州旅客鉄道株式会社(JR九州)に入社。小倉駅配属を皮切りに、旅行事業本部の営業職やグループ企業である旅館の総支配人など多様なキャリアを重ね、2017年、由布院駅の駅長に就任されます。当時38歳、JR九州最年少の駅長でした。同年、九州北部豪雨の影響で久大本線の橋梁が流され、シンボル「ゆふいんの森」号が久大本線を走れなくなるなどの苦難に見舞われますが、翌年、見事に克服。由布院観光協会理事も務めながら、まちづくりにも力を注がれます。その後は、北部九州地域本社の企画部長やグループ会社でベーカリーチェーンの株式会社トランドール取締役商品部長での勤務を経て、今年10月12日から現職に就かれました。
森社長は講演で、就職を考えるようになったきっかけや、入社以来のさまざまな業務経験と多くのエピソード、その時の想いや着想に至った背景などをユーモラスかつ軽快にお話しいただきました。
また、キャリアセンターでの面接指導で成長できた話をされ、「大学4年間には、そこでしか学べないことや出会いがある。就活は人生の大事なターニングポイントであることには間違いないので、キャリアセンターの職員の方をはじめ、頼れるものには何にでも頼って頑張ってほしい」とエールが送られました。
講演最後にあった学生からの質問に森社長は、「観光に関わる仕事が好きで、現場で地域の方々と密着してまちづくりなどの仕事をしたい」と話されました。
エネルギッシュで様々な挑戦を続けられる森社長が手掛ける“まち”に、早く訪れてみたい雰囲気が教室に漂い、1時間強の講演会は終了しました。