福岡大学は、カーボンニュートラル(CN)推進活動の中核組織として「福岡大学CN推進拠点」を設置し、さまざまな取り組みを行っています。その取り組みの一つを紹介します。
モンゴル国立大学(NUM)の法学部長のバトボルド・アマルサナー教授が福岡大学を訪れ、学長表敬および講演会が開催されました。その様子を2回にわたってお伝えします。
過日、福岡大学カーボンニュートラル(CN)推進拠点国際連携チームは、NUM法学部長のバトボルド・アマルサナー教授(商法が専門)とCN・サステイナビリティに関する協働活動を開始するため、Webでの打合せを行い、国際連携副チーム長の安井英俊教授(法学部)がNUMの法学部と関係機関を訪問しました。この訪問をきっかけに、国際連携チームは福岡大学とNUM とのCN・サステイナビリティに関する先導的活動を促進するため、アマルサナー教授を本学に招待しました。
来学当日は、永田潔文学長(CN推進拠点長)、山下恭弘副学長(CN推進拠点統括責任者)、法学部長の北坂尚洋教授、法学研究科長の廣澤孝之教授および国際センター長の李明哲教授(経済学部)を表敬されました。
学長表敬では、モンゴル最大の国立大学であるNUM(1942年設立、学生数は約1万5千人)の法学部の卒業生の多くが、モンゴルの最高裁判所を含む重要部署で活躍していることが紹介されました。また、NUM卒の学生が蓑輪靖博教授(法学部)のもと、本学法学研究科修士課程を修了したことや、蓑輪教授がNUMや外交官時代のアマルサナー教授と交流した最初の教授であったことについても触れられました。
さらに、モンゴルにおける持続可能で再生可能なエネルギー問題が話題となりました。モンゴルでは現在もなお化石燃料が主であるため、国内を吹き渡る黄砂によっても公害問題は悪化していると同時に電気自動車と太陽電池パネルの使用が拡大しており、発展途上国のモンゴルでは電力の発展増強が盛んで、自動車を含む多くの電気製品が日本から輸入されている現状など、法律と持続可能なエネルギーについて、現在の水準を越えて進む必要性についても意見交換されました。
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関連リンク
福岡大学カーボンニュートラル推進拠点ウェブサイト