福岡大学産学連携協議会では、令和4年度から、学生を主体とするベンチャーを育成し、大学発ベンチャーの振興を図るため、起業を目指す学生(グループ)に対して起業支援のためのプログラム「福岡大学学生ベンチャー育成プログラム」をスタートしました。
今年度11件の応募があり、選抜された4件のプロジェクトが起業準備に必要な資金20万円の支給を受けながら、コーディネーターやメンターの方々の助言・サポートを得て、現在、事業化に向けて進んでいます。3月6日(月)、キャンパス内で各プロジェクトの代表者等が、本プログラムの運営委員会や審査委員会の委員、教職員、在学生等に中間報告を行いました。
【プログラム名】
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着物リメイクプロジェクト
代表:深川 葉月さん(商学部経営学科1年次生) -
Come to life again ー復活ー
代表:渡邉 翔太さん(法学部経営法学科2022年卒業) -
コーヒー1杯から始める街の豊かさの創造と拡大
共同実施者:藤井 伸崇さん(商学部経営学科3年次生)
着物で作ったドレスも披露(深川さん)
ヨガの魅力を生き生きと語る(渡邉さん)

聖地巡礼、銅像を視点に考案中(藤井さん)
さまざまな演出によるプレゼンテーション
約10分の報告に対し、実際に企業経営も行っている委員の方々等から、講評とアドバイスが贈られました。鋭く厳しい質問がある一方で、着想の面白さや起業家として必須のバイタリティー、クラッシュしてもおかしくない状況を継続させている精神力等に、委員の方々は強い関心と共感を覚えていました。また、学生が気付いていない着眼点や考え方についても優しく丁寧な助言が随所にありました。
若者の発想に興味津々
事業化に向け活発な質疑応答
本協議会の隈扶三郎共同代表(株式会社西部技研代表取締役社長)は、「チャレンジすることは素晴らしい。実際の事業は簡単なものではない。しかし、失敗は恥ずかしいことではない。どうせなら空振りは思いっきりやった方がいい。中途半端は悔いが残るし次につながらない。若手を応援したいと思っている」とエールが贈られました。
また、同じ共同代表の朔啓二郎学長は、エビデンスにサイエンスを取り入れたり、人々の嗜好として食を取り入れる等のアドバイスを贈ったうえで、「皆さん、いろいろ悩んでいると思うが、人間は一生悩み続ける。悩み続けた方が成長して良い。いかにして起業していくかのポイントは、『Know who』。誰がどんなことを知っているかだ。楽しい時間を過ごせました。応援しています、ありがとう」と、学生らの背中を押しました。
隈共同代表
朔学長
今後は、8月の最終報告会に向けて、より具体的に事業化活動を進めていきます。