福岡大学商学部の杉本宏幸教授(専門:マーケティング)のゼミ生の2チームが、「SDGsアイデアコンテスト」専門学校・大学生部門において、それぞれ最優秀賞・優秀賞を受賞しました。
本コンテストは、九州・山口地方を中心に、外食産業向けに業務用の食材販売の展開とデリバリーのピザクックの運営をしている岩田産業が主催したもので、SDGsに貢献する食に関連した社会問題の解決に寄与する斬新なアイデアを発表するものです。一次選考を経て杉本教授のゼミ生2チームがファイナリストに残り、9月18日(水)マリンメッセ福岡で開催されたコンテストでプレゼンテーションを行いました。
最優秀賞・優秀賞を受賞したチームにコンテストの内容等について話を聞きました。
【最優秀賞】
〔代表者:柴田唯衣さん(商学部3年次生)〕
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テーマを教えてください
「子供達の野菜の好き嫌いをなくす」 -
発表した内容を教えてください
子どもたちの野菜嫌いを無くして食べ残しを削減する対策を考えました。ピザクックさんと農家の方に協力してもらい、実際に農業体験をして野菜の大切さと自分たちで収穫する喜びを味わってもらい、収穫した野菜をピザにして商品化する体験型の取り組みを考えました。 -
今後この取り組みをどう生かしていきたいですか
審査員よりこの取り組みは実現できると評価をいただいたので、今後ピザクックさんと協力して実現させたいです。 -
受賞した感想
たくさんの参加者の中から名前を最後に呼ばれたので、何かの間違いかと驚きましたが、とても嬉しいです。今後もこのようなコンテストがあったら参加したいと思います。

最優秀賞受賞の柴田チーム

受賞した「子供達の野菜の好き嫌いをなくす」の発表資料
【優秀賞】
〔代表者:大坪千夏さん(商学部3年次生)〕。
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テーマを教えてください
「規格外野菜を捨てずに活用!」 -
このテーマにした理由を教えてください
もともと食品ロスの問題に関心があり、SDGsが掲げる17の目標の中から「2 飢餓をゼロに」「12 つくる責任、つかう責任」を選択し、当てはまるテーマを考えました。一人暮らしをしている学生は多いですが、スーパーなどで野菜を買うと、使い切らずに捨ててしまうことも多いと思います。大学内に規格外野菜の移動販売があれば、安い値段で自分が必要な分だけ買うことができるとともに市場では売れない野菜を売ることができるので、買い手にも売り手にもメリットがあることに気付き、このテーマにしました。 -
受賞した感想
同じゼミから最優秀賞・優秀賞を受賞できて、嬉しいです。本当は最優秀賞を取りたかったので、悔しい気持ちもあります。このような機会をくださった杉本先生に感謝するとともに、食品に対しての考え方を改めるきっかけにもなりました。このアイデアをぜひ実現したいと思います。

優秀賞受賞の大坪チーム

受賞した「規格外品は捨てずに活用」の発表資料
【関連リンク】
・SDGsコンテスト(株式会社岩田産業グループ)ウェブサイト