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2022722
キャンパスライフ

【学生取材レポート】学術文化祭の取材を通じて私が感じたこと

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7月4日(月)から8日(金)までの5日間、「第61回福岡大学学術文化祭」が行われました。

学術文化祭は、学術文化部会に所属する団体が日頃の活動の成果を「作品展示」や「情宣ステージ」などで披露するもので、昭和35(1960)年から実施されている伝統行事です(以前は「学術文化発表週間」という名称で開催)。

新型コロナウイルス感染症の影響で、今年は3年ぶりの開催となりました。7月4日(月)に、学生広報サポーターの野本かんなさん(法学部経営法学科4年次生)が学術文化祭の様子を取材しました。その取材レポートです。ぜひご覧ください。


福岡大学法学部経営法学科4年の野本かんなです。私は普段、学生広報サポーターとして、福岡大学の取り組みや魅力を知ってもらうために、学生目線で取材したり、文章作成や写真撮影を行ったりしています。

今回の学術文化祭は3年ぶりに実施されると聞き、学術文化部会の活動を知りたいという気持ちもあり、取材することを決めました。私自身、2年次生になる直前に新型コロナウイルスが流行し、思い描いていたようなキャンパスライフを送ることができませんでした。私が所属する学部や団体以外の福大生の活躍を直に知る機会も少なく、今回の取材を通して福岡大学のことをもっと知り、それを皆さんにお届けできたらと考えています。

取材は初めての経験でしたが、各団体の幹事の方とコミュニケーションをとることができ、とても有意義な時間になりました。
 

取材の様子(右が野本さん)

展示会の様子を撮影

まずは、60周年記念館(ヘリオス)で写真部を取材しました。

写真部は、現在約50人で活動しており、今回の展示では、「儚さ」「青」「夏」「光」の4つのテーマごとに写真を撮り、作品として展示していました。幹事の方にお話を伺うと、「ミラーレスや一眼レフ、フィルムカメラで撮影した写真はもちろんのこと、手作りしたという額縁にもこだわっているんです」と話してくれました。それぞれの個性が光る写真やそれに合わせて作ったという額縁を見て、さまざまな情景が浮かんできました。

また、普段私が何気なく通る場所で撮られた写真もあり、撮り方ひとつでその場の印象が変わって見える点が、写真の面白さであると感じました。捉え方によって印象が変わって見える写真だからこそ、色々な視点で物事を考えられるきっかけにもなると感じました。

 

写真部の作品

取材に協力してもらった写真部の部員の皆さん

その後は有朋会館に移り、文芸部の展示コーナーを訪れました。

文芸部は現在11人で活動しており、週に2回の読書会と創作会を行っているそうです。読書会とは、一冊の本の内容に対して部員でディベートを行い意見をまとめる会のことで、創作会は、一つのテーマをもとに決められた時間内に作品を制作し、部員同士で批評し合う会のことだと聞きました。

今回は、「夏霞」という作品集の配布と、「梅雨」がテーマの俳句、詞、1ページ小説の展示などを行っていました。中でも1ページ小説は、短い文章で読みやすい上に、どれも読み応えのある作品ばかりでした。また、俳句は季語から季節感や情景が浮かんでくるような作品ばかりで、とても感心しました。作品集は学術文化祭が開催されるたびに発行しているそうで、表紙からこだわり、優秀な作品を集めた一冊でした。私自身、大学生になってから活字にふれる機会はかなり減ったと感じていましたが、久しぶりに文学に触れて、もっと本が読みたくなりました。

 

文芸部の作品展示

1ページ小説

取材の最後に、旅研究部にも話を聞きました。

旅研究部の展示では、キャンプ用の大きなテントや、旅の記録集を見ることができました。旅研究部の方によると、「新型コロナウイルスの影響で旅に出掛けられない状況が続いていましたが、最近少しずつ国内旅行に出掛けて活動を楽しんでいます」と話してくれました。最近も、部員が二手に分かれて長崎と広島に行ったそうです。

旅研究部のモットーは、「学生らしい旅行を通して、仲間と共に楽しむこと」。私は旅の記録集を見て、旅の良さや大学生だからこそできる仲間との思い出づくりに、青春を感じました。また、自分も含め、コロナ禍でなかなか友達と話す機会がなかった学生の皆さんにとって、学生同士の交流を大切にしている環境は大事であるということを再認識できました。
 

旅研究部に活動などについて取材

キャンプで使う道具や旅の記録集などを展示

今回の取材を通じて、なかなか知る機会のない学術文化部会の素晴らしい作品の数々に出合うことができました。同じ福大生が意欲を持って作品を作り、日々活動していることや多方面で活躍していることを知る機会にもなり、意義ある時間になりました。

学術文化祭は、新たに興味を持ち、チャレンジするきっかけの第一歩になるのではないかと感じました。

私自身、取材や写真撮影は初めての試みでしたが、各団体の活動をたくさんの人に見てもらい、少しでも興味を持ってもらえるきっかけづくりに携われていると実感できました。今後も、自分なりの視点でもっと福岡大学の魅力を発信していこうと思います。