拠点紹介

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学長メッセージ

大学の知を活かし、脱炭素社会の実現に向けた活動を推進します

脱炭素社会の実現に向けた活動は、地球環境を持続可能なものとするため必要不可欠なものです。本学は今後も大学の持てる知を活用し、その活動を推進します。ここでは、本学におけるこれまでの活動経過や2050年に向けたビジョン(基本方針)の概略を紹介します。

2021年7月、本学は国、自治体、企業、国内外の大学等との連携強化を通じ、その機能や発信力を高める場としてカーボンニュートラル(以下、「カーボンニュートラル」)達成に貢献する『大学等コアリション』に参加し、同年8月には「福岡大学カーボンニュートラル推進基本方針2021」を策定しました。さらに、2050年のカーボンニュートラル社会の創生に向けて、2022年4月に福岡大学カーボンニュートラル推進拠点(以下、「拠点」)を設置しました。

本拠点では、本学のカーボンニュートラルに向けた取り組みを脱炭素キャンパスの構築、研究推進、人材育成、地域連携など多面的、組織的に推進しています。また、次の3つの目的を達成するために、拠点内に設置した5つの課題別チームを中心に事業計画に基づき、カーボンニュートラル推進活動を展開しています。

  1. 本学の持てる技術を提供し、社会経済システムの創造に貢献する。
  2. 脱炭素のキャンパスにおいて、学生や市民が憩い、地域や企業と協同して新しい社会課題に取り組む人材が集うキャンパスを創生する。
  3. 水素や再生可能エネルギー電力活用の利用拡大等に伴う社会課題に対応し、レジリエントで適応能力を持った地域社会を創生する。

本拠点においては、本学が地域社会においてカーボンニュートラルを主導する立場として、脱炭素のキャンパスの創生を目指すとともに教職員のカーボンニュートラルに対する意識の向上を図ります。キャンパスは脱炭素技術やローカル5G等の社会実装に係る実験の場となるとともに、地域の企業、自治体などとの産学官連携を通じ大学の技術を社会に提供していきます。

また、カーボンニュートラルが社会の諸活動を包含することから、全体を俯瞰できる能力や社会の課題解決力を持った人材を全学部間の連携に基づき教職員と学生が一体となって取り組むことにより醸成します。大学発ベンチャーの育成等を図り、未知の課題の解決にも取り組みます。これらの観点から、企業、自治体のみならず、国際機関や海外の大学とも連携して、大学の機能と役割を向上させることを目指します。

本学は、2015年に採択された持続可能な開発目標(SDGs)や世界の気候変動への一致した対応であるパリ協定に対して積極的に取り組んでいきます。本学の9学部はSDGsの17の目標の達成に向けた人材の育成を目指しています。また、カーボンニュートラルなキャンパスの実現はもとより、地域社会が持続可能でレジリエントな社会に向かうアプローチを共に実現するように努めます。

本学のゴールは、学生・教職員・卒業生並びに地域の方々と一体となったダイナミックなパートナーシップのもと、未来社会を担う学生の育成と、政府や産業界とともに大学の知によって社会に貢献することにあります。そのため、本学は教職員および学生が一体となってカーボンニュートラルの実現に向けて取り組みます。

今こそ本学の持つ知的財産・総合知を結集して、喫緊の課題であるカーボンニュートラルの取り組みをさらに強化し、地域社会の繁栄にこれまで以上に貢献してまいります。

福岡大学 学長 永田 潔文
福岡大学 学長
永田 潔文

基本方針

2050年に向けたビジョン

福岡大学カーボンニュートラル推進基本方針についてご紹介します。

脱炭素キャンパスの形成

脱炭素キャンパスの形成

脱炭素のキャンパスにおいて、学生や市民が憩い、地域や企業と協同して新しい社会課題に取り組む人材が集うキャンパスの形成

レジリエントな地域社会のデザイン

レジリエントな
地域社会のデザイン

水素や再エネ電力活用の利用拡大を進める上での社会課題に対応し、レジリエントで適応能力を持った地域社会になる姿を描く

社会経済システムの創造

社会経済システムの創造

大学の持てる技術を提供し、社会経済システムの創造に貢献

主要な取り組み方針

グローバルエンゲージメント

革新的な国際パートナーシップを通して福岡大学は、明るいカーボンニュートラルの未来のために、人材の開発を促進します。サステイナビリティやカーボンニュートラリティを促進するために、海外の大学、組織、ネットワークなどとの協調を通じて増えたグローバルエンゲージメントは、当カーボンニュートラルセンターの主要な目的です。

事業概要

カーボンニュートラル推進拠点においては、本学が地域社会においてカーボンニュートラルを主導する立場として、脱炭素のキャンパスの創生を目指すとともに教職員のカーボンニュートラルに対する意識の向上を図る。キャンパスは脱炭素技術やローカル5G等の社会実装に係る実験の場となるとともに、地域の企業、自治体などとの産学官連携を通じ大学の技術を社会に提供する。
また、カーボンニュートラルが社会の諸活動を包含することから、全体を俯瞰できる能力や社会の課題解決力を持った人材を全学部間の連携に基づき教職員と学生が一体となって取り組むことにより醸成する。大学発ベンチャーの育成等を図り、未知の課題の解決に取り組む。
上述した観点から、企業、自治体のみならず、国際機関や海外の大学とも連携して、大学の機能と役割を向上させることを目指す。
このため、カーボンニュートラル推進拠点内に課題別チームを設置し、各々のチームが各々の役割のもと主体的にカーボンニュートラル社会の創生に向けて取り組む。

脱炭素キャンパスチーム
  • 2050年までの低炭素キャンパス・ロードマップを策定
  • 省エネ、創エネ、ヒートアイランド対策などを総合的に推進
  • デジタルサイネージによる脱炭素への取組の見える化
研究推進チーム
  • 学内の関連研究の見える化のため研究成果を拠点で集約
  • 水素、メタン電解合成、低炭素コンクリート製造など重点研究テーマの推進
  • 新たな研究テーマの発掘
地域連携チーム
  • 再生可能エネルギー導入など九州地域の課題への対応
  • 企業や自治体と連携して地域の価値の向上に取り組む調査チームを創設 (太陽光発電、プラスチックリサイクル)
  • 福岡方式による廃棄物処分場の温室効果ガス削減の実証
人材育成チーム
  • 全学教育:カーボンニュートラルの新共通科目の設置
  • 既存科目においてもカーボンニュートラル教育を取り込み
  • 全学生の1割以上がカーボンニュートラル教育を受ける体制を構築
国際連携チーム
  • 海外の大学との複合的かつイノベーテイブな国際連携
  • カーボンニュートラル及びサステイナビリティプログラムを開発し、国際教育イニシアテイブ

組織図

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