14梅野 隆太郎 選手2014年 スポーツ科学部卒業(福岡県 福岡工業大学附属城東高校出身)阪神タイガース所属 高校卒業時点では、自分の納得のいく体ができていないため、4年間で体をつくって実績を積みたいと思っていました。そんな思いを胸に福岡大学に進学しました。福岡大学の4年間は、小さい頃から抱いてきたプロ野球選手という夢を叶えるための4年間でした。体と心を鍛える努力一色の日々でしたが、諦めずに進んできた自分を誇りに思います。 また、大学時代には、トップアスリートを目指す人ばかりの寮で暮らしていました。競技は違っても同じ志を持っている仲間と励まし合いながら、自分のペースで自由に学ばせてもらえる環境がありがたかったです。 スポーツ科学部の授業では、プロ野球選手の先輩である渡邊正和先生に教わるために「卒業研究論文」を履修しました。自分も経験したドラフト会議をテーマに卒業研究論文を作成し、プレゼンテーションで精神力も養えました。夢へと続く一本道を一意専心の努力でつかみ取る。米倉 英信 選手2020年 スポーツ科学部卒業(岡山県 関西高校出身)■2018年・2019年 全日本学生体操競技選手権大会二連覇■2018年 全日本体操種目別選手権 跳馬 優勝■2019年 自身が発表した技が〈ヨネクラ〉と命名■2021年 世界体操競技選手権大会 跳馬2位■2021年 東京2020オリンピック 日本代表■2023年 プロ野球オールスターゲーム 出場■ ハンドボール日本代表■ 2018年 世界学生選手権大会(クロアチア)3位■ 2023年 日本ハンドボールリーグ MVP■ 2023年 パリオリンピック男子アジア最終予選優勝 (オリンピック出場権獲得)徳洲会体操クラブ所属 5歳の時に福岡市のクラブで体操をはじめ、中学時代は全国大会に出場、高校は岡山にある強豪名門校・関西高校に進学しました。高校時代は得意種目であった跳馬での優勝を狙える機会がありましたが、いずれも準優勝に終わっていました。さらなる競技力向上を求めて、父親の母校でもあった地元の福岡大学への進学を決めました。大学では、スポーツや身体に関する授業も多く、興味深く授業に取り組めました。また、もともと歴史が好きだったこともあり、スポーツ史の授業は楽しく、勉強する楽しさも味わうことができました。 大学2年次生の頃に、種目別で日本代表が狙えるようになり、「跳馬一本で五輪を目指す」という目標ができました。跳馬に関しては日本一練習してきたと思えるくらい福岡大学で競技に打ち込むことができました。そのおかげで、2018年の全日本選手権では跳馬で優勝、初めて日本一になることができました。福岡大学を選んで本当に良かったと思っています。 現在は神奈川県にある徳洲会体操クラブに拠点を移し、練習に取り組んでいます。大学4年間では、うまくいかない時もあると思いますが、諦めず目標を持って頑張りましょう。“ヨネクラ”を武器に世界の頂点を目指す。中村 匠 選手2019年 スポーツ科学部卒業(福岡県 福岡魁誠高校出身)豊田合成ブルーファルコン所属 私が福岡大学に進学した理由は、当時の福岡魁誠高校の恩師が福大出身の方であり、高いレベルでハンドボールができると薦めていただいたからです。入学したスポーツ科学部は、スポーツをする中で必要となる生理学、栄養学、スポーツバイオメカニクス、体力学などの身体の仕組み、動かし方、トレーニング法などを詳しく学ぶことができ、実践に生かせるという点も魅力的でした。ちなみに私は公衆衛生学の研究室で学びました。 大学時代は4年次の全日本インカレで準優勝することができました。現在は豊田合成ブルーファルコンに所属しており、2021年度日本選手権優勝、大会MVPに選んでいただきました。また、2021年3月には、国内最高峰である日本ハンドボールリーグプレーオフで2連覇をすることができました。今日、日本代表選手として活動できているのは、福大で学んだあらゆることがつながってのことと実感しています。 皆さんもこれから先辛いことがあると思いますが、必ず乗り越えられると思います。共に頑張りましょう!スポーツで必要となる学問が実践に生きてくる!トップアスリート紹介□阪神タイガース
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