37地球と生物に関わる豊富な知見が詰まった学科。在学中の学びは実務にしっかり活用できる。チームの団結力が影響するプログラミング。少数精鋭で培った知識と経験が今に生きている。三浦 莉奈 さん (2019年卒業)富永 菜月 さん (2022年卒業)日本エアコミューター株式会社積水ハウス株式会社 入学前は生物分野の遺伝子組換えに興味があり、本学科を選びました。実際に入学して学びを進める中で気象や大気科学に魅力を感じ、3年次の分野配属で「地球物理学分野」(現:地球・環境コース)に進みました。入学前の希望とは異なった分野に関心が移っても問題なく学ぶことができたのは、幅広く選択できるカリキュラムが用意されていたからだと思っています。 現在は航空会社で「陸のキャプテン」と呼ばれる「運航管理者(ディスパッチャー)」として働いています。天気図や数値予報から今後の天候の推移について予測を立てたり、気象や航空機の重量を計算して高度を設定したりと、在学中に学んだ知識が現場で生きています。また、大学時代、レポートなど期限が近いものから取り掛かるように意識していたため、優先順位を付けて行動することが必須な社会生活に、日々のこうした対応力が大切だと感じます。 本学科ではプログラミングやネットワーク、AIなど、幅広い分野の基礎をしっかりと身に付けることができます。そして、最大の魅力は17人という「少人数教育」にあります。少人数だからこそ、先生方・先輩と近い距離で授業内容や進路についての相談がしやすく、グループで行う実習や演習にも互いに刺激し合い、切磋琢磨して取り組めました。何より、システムプログラミングの授業でチームを組み、一つのシステムをみんなで作り上げた経験は貴重でした。それぞれの得意・不得意を考えながら役割を決め、最後までやり遂げた経験は、確かな自信になっています。 現在は生産情報システムの開発や改善、保守を担当する部署で働いています。企画や開発もチームで行うため、4年間の学びに救われる場面は多いと感じます。また、基礎を学べていたため、会社で異なるプログラミング言語を使う際にも応用力が発揮できています。応用数学科物理科学科化学科地球圏科学科社会数理・情報インスティテュート地球圏科学科社会数理・情報インスティテュート「在学生の声」はこちら(『大学案内2026』)
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