福岡大学 学部ガイド2026 理学部
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ミニ講座学科の特色❸分解された情報が❷鼓膜を通して異なるサイン波に分解❶耳に音が入る13竹田教授と佐藤教授が担当する卒業研究を紹介します。脳に伝達され音を判断教職課程を詳しく紹介します。卒業研究発表会サイン波私たちの耳に入る音は、鼓膜を通して周波数の異なるサイン波に分解され、その情報が脳に伝達されます。音は、周波数の異なる多くのサイン波を、強弱をつけ重ねあわせてできているのです。多くの同級生と共に教職課程を履修できます。また、本学科は教職課程を重視し、教職に関するサポートも行います。その結果、卒業生の内のほぼ6割が教員免許を取得しています。 10名以下のクラスに分かれて行う「基礎数学研究」(3年次)、「卒業研究」(4年次)では、希望する専門分野をさらに深く勉強します。特に、「卒業研究」は4年間の集大成として重要です。 応用数学コースの学生定員48名に対し、本学科の教育職員25名が対応します。 本学部には大学院理学研究科が設けられています。卒業後さらに勉強を続けたい人には、大学院への進学を勧めます。また、成績上位者には、大学3年次終了時に大学院へ進学できる「飛び級制度」があります。 本学科は、「数学」、「情報」の教職課程を両方備えている数少ない学科のひとつです。毎年多くの学生が、将来教職に就くことを希望し、本学科に入学しています。同じ夢をもつ 音波を表す関数f(x)に対して、その音波を構成するように、周波数によって強弱をつけたサイン波の重ねあわせ方を表す関数(フーリエ変換)あるいは級数(フーリエ級数)を考える数学がフーリエ解析です。これらはグラフィックイコライザーのグラフに相当するものです。高い周波数の部分を弱くすることで雑音を無くしたり、重ねあわせ方を変えたりすることで音質を変えたりできます。数学を用いて音を理解し、それを応用することで音をコントロールできるわけです。ポイント1ポイント2大学院への「飛び級制度」ステレオのイコライザーと同じです。Check!!Check!!「数学」・「情報」の教員免許を同時に取得可能フーリエ解析深く学べる専門教育16ページ15ページ

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