福岡大学 学部ガイド2026 薬学部
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1年次生から始める企業との連携プロジェクト外部企業など関係者を招待した最終プレゼン大会の様子1年次必修科目 薬剤師は、薬の情報を患者さんに分かりやすく説明するスキルが必要です。そのためには、薬の情報を「収集」、「加工する」、「まとめる」および「発表する」技能を大学生活で身に付ける必要があります。この演習では、薬学生にとって必要な基本ソフトの使い方を学びながら、情報を効率よく整理・解析し、理論的に考察する方法を習得することを目指します。3年次必修科目 現役の薬学研究者らが講師を務める本科目では、いかにして独創的研究アイディアを発想し、その研究の突破口を開こうとするかなど、研究者のリアルな声を聴くことができます。研究のおもしろさや必要性を低学年で知ることで、薬剤師として必要な、臨床現場における薬学的問題を発見・解決し、それを社会に発信できる力、すなわち研究力の素地を育むことを目指します。アクティブラーニング 薬剤師の業務は対物業務から対人業務へとシフトしています。そこで薬剤師は、①患者との信頼関係を築くため、②医療従事者と円滑に意思疎通を図るためにコミュニケーション能力が重要なスキルとなっています。本演習はロールプレイ形式を取り入れ、実務実習前の3年次(Ⅰ)および実習後の6年次(Ⅱ)を通じて、継続的にコミュニケーションを学んでいきます。 薬学部では、課外活動として課題解決型学習プログラム「ふくやくプロジェクト」を実施しています。このプロジェクトは1年次生から3年次生を対象とし、学生たちは与えられた課題に対してチームで取り組みます。事前調査や活動計画の立案を行い、企業・団体・自治体と連携しながら解決策を探索します。1年次生の時から問題解決に向けて企業等との真剣な会議を重ねていきます。すでに、その成果として、低学年から研究費の獲得や学会での研究発表、イベントへの出展などの実績を上げています。2年次選択必修科目 身体的な生体情報を確認し、評価するのがフィジカルアセスメントです。患者さんの状態や症状は、刻々と変化していきます。フィジカルアセスメントは、その変化を映画の一コマとして捉え、連続性と新規性を評価します。4年次選択必修科目 臨床推論とは患者の病態を正しく評価し、問題解決の方策を見極めるための思考プロセスです。患者をモニタリングするこれからの薬剤師には、病歴や身体所見、バイタルサインから何が起こっているかを理解し、薬物由来の症状かを判断する必要があります。本講義は将来、病院や薬局で活躍する上で薬剤師にとって必携のスキルを身に付けるための講義となります。大学生活を快適に過ごすためのPC活用法を学びますレポート作成に必要な基本ソフトの使い方を習得します最新の研究を知ることで、研究の魅力を発見できます薬剤師に必要な研究マインドを育むことができます薬剤師に必要なコミュニケーションスキルを身に付けるためにロールプレイ形式を取り入れた演習新カリキュラムで追加される科目から、いくつかご紹介します。患者さんの状態を確認しながら、薬物療法の効果を評価します薬剤師が患者の病態をアセスメントする時代になり、今後の臨床では必須となるスキルを身に付けるための講義薬学情報処理リテラシー演習薬学研究入門ふくやくプロジェクト患者アセスメント薬学演習薬学臨床推論基礎Pick Up 科目Column073年次および6年次選択必修科目コミュニケーション学演習ⅠおよびⅡ

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