福岡大学 学部ガイド2026 医学部
19/24

17看護学科の学びの特徴 看護学科では、講義・演習・実習・研究のほか、自治会やボランティアサークルなどの正課外活動で、幅広く人々の健康について考える機会があります。福岡大学医学部や福岡大学関連病院との密な連携により、基本的な知識・技術・態度に加えて、最先端の医療や実際の医療に即した発展的な学習ができます。 看護学科の講義では、通常の講義のほかに、臨床の専門家による講義や動画を用いた学習ができます。演習では、フィールドワーク、学生によるロールプレイ、模擬患者さんによる演習、シミュレーション学習、客観的臨床能力試験(OSCE)、VR(virtual reality)演習など、多様なアクティブラーニングによる学びを経験できます。そして、これらの学びを実習へと生かし、4年生の卒業研究へとつながります。 領域別臨地実習に向けて、対象のニーズを充足するために必要な観察と看護援助を統合して実践する能力を目指し、事例に基づく講義-演習-OSCEの形式で学びます。臨床状況に近い場面設定の中で、これまでの講義・演習で培った知識・技術・態度を統合して実践する演習主体の科目です。 在学中の複数の科目でVRを用いた最先端の学習体験ができます。福岡大学病院と連携し開発したコンテンツのほか、国内外で開発されたコンテンツを用います。 VRでは、患者目線・看護師目線・医師目線・客観目線などの視点から、実際の臨床の場に居合わせたような学習体験ができます。VRによって、「臨床状況の雰囲気を体験できること」「講義や演習での学びが臨床現場でどのように展開されているかをイメージできること」「マネキンを用いたシミュレーション学習の設定状況をより詳しく理解できること」「臨床実践の経験を振り返ること」が期待されます。 疾病や外傷、侵襲の大きな手術などによって、急激に生命をおびやかす重度の侵襲にさいなまれた人々に対する看護について、福岡大学病院の救命救急センター等で実習を行います。危機的状況にある実際の患者さんを受け持ちます。この実習では、病院前診療(プレホスピタルケア)や、災害医療、救急治療室(ER)などについてVR演習との組み合わせによって、クリティカルケアについて深く学びます。 実習病院として福岡大学病院・福岡大学筑紫病院・福岡大学西新病院の三つの大学病院を有しており、常に最新の医療、看護を学ぶことができます。大学病院での高度先進医療の現場で看護実習を行える他、地域医療の知見を得られることも魅力の一つです。座学とは異なるリアルな経験を通して、幅広い看護領域を学習します。看護技術総合学習(3年次前期)統合実習(4年次)VRを用いた演習クリティカルケア看護実習(3年次後期)福岡大学医学部看護学科の● DP(ディプロマポリシー)● CP (カリキュラムポリシー)● カリキュラムツリーはこちらから看護基礎教育VRのイメージ(画像提供:ジョリーグッド)コロナ感染対策を行ったうえでVR体験VRを使った授業を受ける看護学科の学生VR活用看護教育の関連情報『テクノロジーの導入により、ますます進化する看護教育』(夢ナビ)はこちらから

元のページ  ../index.html#19

このブックを見る