福岡大学 学部ガイド2026 医学部
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09『模擬講義NAVI』って何? 「大学の講義は専門的で、難しそうなイメージ…」そう考える人も少なくないでしょう。しかし、大学での学びの対象は、身近な話題に関するものから時空や想像の域を超えたものまで実にさまざまで、知的好奇心をくすぐられます。模擬講義は、自分の興味・関心のある分野を見つける絶好のチャンスです。詳しくは入試情報サイトに掲載の『模擬講義NAVI』をご覧ください。医学部医学科の模擬講義 一覧 現在、心臓病や血管病は、社会の高齢化に伴って増加の一途をたどっています。このような病気にならないようにするには、若いうちから動脈硬化を予防できる生活習慣を身に付け、生活習慣病にならないようにしておくことが重要です。「動脈硬化が引き起こす心臓病や血管病とはどのような病気か」や「自らがどのようにその予防を実践すべきか」を分かりやすく概説します。三浦 伸一郎教授医師を目指す、今できること専門分野心臓・血管内科学 インスリンは糖尿病治療に欠かせない薬ですが、この発見には医学生が重要な貢献をしています。カナダ・トロント大学の医学生だったベストは、医師のバンティングと共にわずか8週間ほどの実験によって、血糖値を下げるインスリンを発見したのです。若き希望と情熱を抱き、この挑戦を成し遂げたのです。インスリンは発見から100年以上経過した現在でも使われている重要な薬です。川浪 大治かわ なみ教授医学生の視点が新たな発見につながる専門分野糖尿病、内分泌・代謝疾患 医師を目指す人の多くは、「人の役に立ちたい」という想いをもって命の現場で働いています。同時に、多くの医師が、命の現場で働きながら、臨床研究(新たな医療を検証し、実用化につなげる研究)に貢献しています。新たな医療が実用化されれば、さらに多くの患者さんの命を救えることになります。有馬 久富教授医師のやりがい:命の現場で働きながら医療の進歩に貢献する専門分野臨床研究・公衆衛生 最先端医療としての再生医療はここ数年で著しい進歩を遂げています。我々が取材を受け、テレビ東京『W_B_S_(ワールドビジネスサテライト)』で放送された、異種移植治療の最前線について、ヒト以外からの臓器・組織・細胞提供による移植について紹介します。再生医療は幹細胞治療だけではありません。加えて、再生医療に包括され福岡大学病院で提供される細胞移植治療として膵島移植を紹介しましょう。小玉 正太教授最先端医療としての再生医療とは―異種移植・細胞治療を中心に―専門分野再生医療、異種移植、細胞移植 医師になるには基礎医学と臨床医科学の両方の分野を勉強しなければならない。本講義では医学部在学中にどんな勉強をし、卒業後どんな進路があるのか説明する。私自身の研究経歴と重ねながら分かりやすく講義する。立花 克郎教授医学生の無限の可能性専門分野解剖学・医用工学 スポーツをするプロの選手から趣味レベルの選手に至るまで、医学はスポーツ活動に深く関わっています。例えば、けがをした時の治療、復帰プログラム、コンディションニング、など医学的観点から大きく関与しています。実際にどのように治療するのか、などを含めて、医学の関与の実際をお伝えします。山本 卓明教授知っていますか?―スポーツと医学の関係―専門分野整形外科学、スポーツ医学 人体は非常に複雑な構造と機能を持っており、勉強すればするほど生命の神秘を感じます。その中で、脳神経は全身を操る中枢であり、脳神経疾患は患者さんの人生を左右することもあります。脳外科の手術は脳神経を守ることが主な目的ですが、依然として困難な事や未知の領域が多い分野です。それ故に挑戦する価値とやり甲斐が多い分野とも言えます。脳外科の歴史、現在、未来について概説します。安部 洋教授脳神経を守る専門分野脳神経外科学 外科医を志す人は誰でも大手術や難手術ができる大外科医になりたいと思うものです。また、どんな職業につくにしても、人は皆その道のプロフェッショナルになりたいとチャンスを求めていると思います。私自身が心臓外科医としてチャンスをつかむ過程をお話しすることで、チャンスが身近にあることに気付いていただければと思います。和田 秀一教授チャンスを逃さない専門分野心臓血管外科学

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