45教員・研究の紹介※2025年4月1日現在フランス語学科に所属している教員をご紹介いたします。小池 美穂 准教授 あるフランスの詩人が「さまざまな料理の中で美味しいと思える料理があるならば、それはあなたが調理したもののようだ」と言っています。これの意味するところは、材料選び、レシピから旨味の出し方までその料理の極意を知っていれば、何も知らずに食べても美味しいものがさらに美味しく感じられるということです。フランス語学科はさまざまな「グルメ」を提供しますので、あなただけの「至極の一皿」、ぜひ見つけてください。Bon appétit !フランス・ルネサンスの思想・文学研究テーマ川島 浩一郎 教授 日本人より日本語に詳しい外国の方って、カッコいいと思いませんか。受講者に「フランス語ネイティブよりもフランス語に詳しい日本人」を目指してほしい、そんな気持ちで文法の授業をしています。フランス語は、話されている国や地域が英語の次に多く、文法や単語が英語に似ていて勉強しやすい言語です。それでいてフランス語が得意な日本人は比較的少数なので、希少価値もあります。学ぶことにメリットの多い言語だと思います。フランス語の文法研究、言語研究研究テーマ井関 麻帆 准教授 外国語を学ぶことは「発見」の連続です。フランス語を学習するとさまざまな疑問が湧いてきますが、答えを探していく過程で新しい文化に出合うことができます。さらに視野を広げてみると、フランス語圏であっても国や地域によって違いがあることに気付きます。例えば、フランスの国境を超えてスイスやベルギーに行くと、フランス語特有の数の数え方にも変化が生じます。また、皆さんが日常的に使っている「カフェオレ」というフランス語も、地域によって表現が異なります。これらの差異の由来を探ると、各地の文化や歴史が深く関わっていることが分かります。フランス語の学習を通して、言葉に内包される文化的要素や歴史的背景を「発見」する喜びと面白さを知ってもらえたら嬉しいです。18世紀啓蒙文学(ルソー)研究テーマ フランスには、洗練されたファッションや極上のスイーツは言わずもがな、頭のおかしい芸術家、思想家たちの突飛なクリエーションに満ち溢れています。ぜひとも、自由と愛に満ちたフランス的な生き方の「流儀」に、触れてほしく思います。そこには人生のヒントがごろごろと転がっているはずです。鈴木 隆美 教授20世紀フランス文学・思想、身体論研究テーマ山本 大地 教授 スピーチコンテストで輝く、留学先で外国人の友人を作る、語学研修でホームステイする、専門的な知識を身に着ける、高度な検定試験に合格する・・・ これらすべてを実現できる道筋が、フランス語学科には用意されています。必要なのはあと一つ、皆さんのやる気だけです!やる気のある皆さんをお待ちしています。フランス語の語彙、会話の研究研究テーマ村石 麻子 准教授 フランスのノーベル文学賞作家アルベール・カミュは、「創造すること、それは己の運命を形作ることでもある」と言っています。大学時代は、受け身でない自分自身の人生を切り拓くための準備期間です。学びも遊びも精いっぱい楽しむことで、自分を創る力を呼び覚まし、我々とともに自己研鑽を重ねていきましょう。 現代フランス小説、比較文学研究テーマテクセラ・ヴァンサン 教授 フランス語とフランス文化の知識は、世界の多様性を発見する手段でもあるのです。他者を見続けることもなく、遠くにある他の場所を見ることもなく、星を愛で続けることもなしに、一体どうやって人間としての一生を過ごすことができるでしょう。作家ヴィクトル・ユゴーが書いているように、人間とは「星に恋するミミズ」なのです。詩、19・20・21世紀ヨーロッパ文学と哲学、映画、音楽研究テーマ フランス語と日本語はかけ離れた言語です。しかし、かけ離れているからこそ魅力的です。母語とは全く異なる言語の世界を知ることは、自分の視野を広げることでもあり、自分自身を再発見することにもつながります。皆さんも、福大のフランス語学科のメンバーと一緒に、言語間の旅に出かけましょう。新しい自分に出会えるはずです。アンティエ・エマニュエル 教授言語文化教授法、異文化コミュニケーション研究テーマ□部 大介 教授 真・善・美を追求し、正義と平和を実現することが、人間一人一人にとっての究極の課題である、という考えが、西洋文明の最良の部分を形づくっています。この文明の一翼を千年以上にわたり担ってきたフランス語を深く学ぶ経験は、大学卒業後どのような道に進むのであれ、あなたの人生を照らす光となり続けることでしょう。フランス語文献学、モンテスキューの宗教思想研究テーマ中田 麻理 講師 ジェンダー、LGBT、クィアという言葉が使われ始めるよりも前、人々は自分の感情やアイデンティティをどのような言葉で表していたのかといったようなことを、文学作品を通して考えています。授業ではできるだけみなさんに興味を持ってもらいやすい内容を心がけていますが、いわば同じラインで生産していますので、私の授業にはBL、GL的な内容が少し多いかもしれません。ジャン・ジュネ、ジェンダー論研究テーマ鈴木 美香 講師 人生は縁の巡り合わせから出来ており、授業で学んだことや学校で出会った人々が日々の生活や将来自分が行う選択に与える影響は決して小さくありません。フランス語学科でのフランス語やヨーロッパの文化についての学び、同級生や先生達と過ごす時間は皆さんのかけがえのない人生の財産になるはずです。皆さんとお会いできることを楽しみにしています。 中南米やヨーロッパの移民・難民、在日外国人研究テーマ比内 晃介 講師 大学での学びの醍醐味は、何といっても新しいことに果敢に挑戦すること、そして新しい自分を発見することだと思います。日本語や英語とは一味異なったフランス語という言語についての専門的な知識を学んだり、フランス語を通して外国の人々と交流したりすることで、これまで気づくことのなかった自分の隠れた興味や能力を一緒に発掘してみませんか。 フランスにおける若者ことばの研究研究テーマ
元のページ ../index.html#47